鹿島がクラブW杯決勝でレアル・マドリーに勝つには?

カテゴリ:国際大会

井川洋一

2016年12月17日

準決勝で見えたマドリーの弱点は左の守備、S・ラモスの不在。

鹿島にとっては、我慢を強いられる時間が長くなるだろうが、準決勝のような堅守とスピーディーで効率的な攻撃で活路を見出せるか。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)、(C) Getty Images

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 懇意にしている『サッカーダイジェストWeb』の編集者から、なかなか難しいテーマの原稿を依頼された。
 
 欧州、いや世界を代表するレアル・マドリーの弱点を探り、日曜日の決勝で鹿島アントラーズが勝つシナリオを描いてほしいというのだ。
 
 簡単ではないけれど、準決勝のマドリー対クラブ・アメリカ戦で見えたものを論じてみたい。
 
「最初の25分は難しい展開になった。日本の天候に慣れる必要があったし、長旅で疲れていたからね」
 
 この試合のマン・オブ・ザ・マッチに選出されたルカ・モドリッチが試合後に語ったように、確かに序盤はやや押し込まれる場面もあり、最初のシュートもクラブ・アメリカが記録した。
 
 この時間帯にメキシコ勢が有効に活用していたのは、彼らから見て右サイドのハーフウェーラインより前目のあたりだ。
 
 多くのマッチレビューやチーム紹介では、今のマドリーは4-1-2-3のシステムを敷き、エースのクリスチアーノ・ロナウドは左のウイングを担うとされている。だが実情は、C・ロナウドが左サイドにいるのはスタートの時だけで、自由に最前線を動き回っている。
 
 そのため、彼が空けた左サイドのポジション(相手から見て右サイド)は、後方のマルセロがそれほど守備を得意としないこともあって、相手が攻撃の起点としやすいエリアとなっていた。
 
 鹿島もここをうまく使えば、遠藤康や西大伍らのコンビネーションで崩していけるかもしれない。
 
 それから準決勝について言えば、マドリーはセルヒオ・ラモスの欠場が攻守に響いていたように見えた。
 
 準決勝でCBを務めたラファエル・ヴァランヌは相手FWに何度もポストプレーから展開させてしまっていたし、もうひとりのCBナチョも、敵のプレスにバタバタとするシーンがあった。
 
 また攻撃面では、セットプレー時にトニ・クロースが高精度のボールを入れても、最大のターゲットのひとりが欠けている状態で、迫力不足は否めなかった。
 
 ただし、この2つの“弱点”のどちらも、鹿島にとってはアテにならないかもしれない……。

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