「優勝して出ていきたい」ベルギーで異彩を放つ日本代表CBは“3度目の正直”からの5大リーグ行きを狙う! 移籍市場の目玉となる可能性が大【現地発】
カテゴリ:海外日本人
2025年04月30日
「ベルギーはプレーオフでいかに仕上げてくるかが重要なんでね」
古豪ユニオン・サン=ジロワーズ(以下ユニオン)が、ベルギーリーグ90年ぶりの優勝に向けてラストスパートに入った。レギュラーシーズンは3位だったが、プレーオフでは開幕5連勝というロケットスタートを切って首位の座を奪取。4月27日に行なわれた2位クラブ・ブルージュとの首位攻防戦を0-0で凌いで1位の座を守り抜いた。日本代表CB町田浩樹は「今日は最低限の結果を残せた。プレーオフはここまで5勝1分け。上出来すぎです」と語った。
クラブ・ブルージュ戦のユニオンは相手に主導権を握られ、ピンチを幾度か招いたが、前半にはあわや失点のシュートを町田がゴールライン上でクリアするなど、リーグ屈指の守備は最後まで崩れなかった。
「クラブ・ブルージュはCBのブランドン・メヘレがFWの位置まで来たりして、ごちゃごちゃしてたので、俺らの守備は相手を掴むのに大変でした。けれど、うちはブロックを引いたらやられない。引いてブロックを作って守って、カウンターからチャンスも作れました。でもさすがに今日は中2日で疲れてましたね。向こうも条件は一緒ですが」
今季のユニオンは新たにセバスチャン・ポゴニョーリ(前U-18ベルギー代表監督)を監督に招いたが、開幕スタートに失敗し、16チーム中12位に低迷した時期もあった。しかしベルギーリーグを知り尽くした男・町田は第9節のコルトレイク戦(3-0)後、「まだ大丈夫ですよ。ベルギーリーグはレギュラーシーズンでいくら良くても関係ない。プレーオフでいかに仕上げてくるかが重要なんでね。うちは守備が堅いし、ここまでゼロで抑えた試合が6つもある。あとは点を取るだけ。けっこう良い形は作っているんですけれどね」と、降格ゾーンが間近に迫っているとは思えぬほど、悠然と構えていた。
彼の言葉に偽りはなかった。14節、当時10位のユニオンは首位ヘンクを4-0で下すと、右肩上がりの上昇気流に乗り、29節までの16試合で12勝3分け1敗という脅威のチームが誕生した。その理由を町田はこう分析する。
「2トップの(プロミス・)デイビッドとフランジョ(・イバノビッチ)が点を取れるようになったのがすべてだと思います。今シーズンの最初は全然点が取れなかったので」
クラブ・ブルージュ戦のユニオンは相手に主導権を握られ、ピンチを幾度か招いたが、前半にはあわや失点のシュートを町田がゴールライン上でクリアするなど、リーグ屈指の守備は最後まで崩れなかった。
「クラブ・ブルージュはCBのブランドン・メヘレがFWの位置まで来たりして、ごちゃごちゃしてたので、俺らの守備は相手を掴むのに大変でした。けれど、うちはブロックを引いたらやられない。引いてブロックを作って守って、カウンターからチャンスも作れました。でもさすがに今日は中2日で疲れてましたね。向こうも条件は一緒ですが」
今季のユニオンは新たにセバスチャン・ポゴニョーリ(前U-18ベルギー代表監督)を監督に招いたが、開幕スタートに失敗し、16チーム中12位に低迷した時期もあった。しかしベルギーリーグを知り尽くした男・町田は第9節のコルトレイク戦(3-0)後、「まだ大丈夫ですよ。ベルギーリーグはレギュラーシーズンでいくら良くても関係ない。プレーオフでいかに仕上げてくるかが重要なんでね。うちは守備が堅いし、ここまでゼロで抑えた試合が6つもある。あとは点を取るだけ。けっこう良い形は作っているんですけれどね」と、降格ゾーンが間近に迫っているとは思えぬほど、悠然と構えていた。
彼の言葉に偽りはなかった。14節、当時10位のユニオンは首位ヘンクを4-0で下すと、右肩上がりの上昇気流に乗り、29節までの16試合で12勝3分け1敗という脅威のチームが誕生した。その理由を町田はこう分析する。
「2トップの(プロミス・)デイビッドとフランジョ(・イバノビッチ)が点を取れるようになったのがすべてだと思います。今シーズンの最初は全然点が取れなかったので」
そんな話をしていると、家路につくウセイヌ・ニアングが町田に挨拶しに来た。左ウイングバックと左センターバックでプレーするふたりは、左サイドで攻守の鍵を握っている。
「彼との関係が良くなったのも大きい。今シーズン、チームに入ってきた選手なので、お互いに思っているタイミングで動いたり、ボールを出せたりしなかった。そして守備があんまりうまい選手じゃないので、俺が動かさないといけなかった。彼の守備はどんどん良くなっていきましたね。今日はクラブ・ブルージュがけっこう流動的で、うちもどこまで相手に付いていくのか難しかったんですが、彼とコミュニケーションを取ることでなんとかなった。彼との関係は(チームの左サイドが)良くなった要因だと思います」
「彼との関係が良くなったのも大きい。今シーズン、チームに入ってきた選手なので、お互いに思っているタイミングで動いたり、ボールを出せたりしなかった。そして守備があんまりうまい選手じゃないので、俺が動かさないといけなかった。彼の守備はどんどん良くなっていきましたね。今日はクラブ・ブルージュがけっこう流動的で、うちもどこまで相手に付いていくのか難しかったんですが、彼とコミュニケーションを取ることでなんとかなった。彼との関係は(チームの左サイドが)良くなった要因だと思います」