危ない場面でも、そう感じさせないのがベテランのなせる業。
横浜が柏に3-0で完勝した試合(5月29日)を見て、ベテランの存在価値を再認識した。
この試合、序盤からペースを握っていたのは柏のほうだった。持ち前のポゼッションをいかんなく発揮し、横浜ゴールに迫っていく。ポストを叩いた鎌田の強烈なミドルを含め、そのうちのどれかひとつが決まっていたら、結果は違ったものになっていたと思う。
ホームの横浜は序盤、引き気味に構えて、劣勢を強いられていた。ただ、そのなかでも冷静にプレーしていたのが、CBでコンビを組む中澤であり、栗原だった。
ピンチにさらされても、慌てるような素振りは見せない。ドンと構えて、柏の攻撃に対応する。あの流れの中でふたりが浮足立つようだと、チームに悪影響を及ぼしかねない。だけど、中澤も栗原も「大丈夫だから」と言わんばかりに落ち着いていた。
攻められてはいるけど、“攻めさせている”という余裕がある。もしかしたら本当に危ない場面もあったかもしれないけど、そう感じさせない雰囲気を作り出せるのは、やはりベテランのなせる業なのだろう。
一方が攻め込みながらも、なかなか決め切れずにいると、もう一方がワンチャンスを活かしてリードを奪う。サッカーではよくある展開だけど、まさにこの試合もそうだった。
前半終了間際、俊輔のCKから中澤がヘッドで合わせて、横浜が先制に成功する。ここでもまた、活躍したのはベテランだった。
俊輔のあのCKは、蹴った瞬間、ゴールにつながると思った。それぐらい完璧なキックだった。これは感覚的な部分だから上手く伝わらないかもしれないけど、全体重をボールに乗せてインパクトできていたから、ボールの軌道は寸分の狂いなく、文字通り“ピンポイント”だった。
改めて触れるまでもないけど、俊輔のキックはまさに正確無比。やはり絶対的な「武器」があるのは強いと痛感した。それがゴールに直結するようなものであれば、なおさらだ。もちろん、中澤のヘディングの強さ、ボールの流し方も「武器」であることは言うまでもない。
誰にも負けない「武器」があれば、年齢など関係なく、トップレベルで活躍できることを証明してくれたと思う。自分もキックには自信があるし、もう44歳だけど現役復帰を本気で考えてみようかと考えているよ(笑)。
この試合、序盤からペースを握っていたのは柏のほうだった。持ち前のポゼッションをいかんなく発揮し、横浜ゴールに迫っていく。ポストを叩いた鎌田の強烈なミドルを含め、そのうちのどれかひとつが決まっていたら、結果は違ったものになっていたと思う。
ホームの横浜は序盤、引き気味に構えて、劣勢を強いられていた。ただ、そのなかでも冷静にプレーしていたのが、CBでコンビを組む中澤であり、栗原だった。
ピンチにさらされても、慌てるような素振りは見せない。ドンと構えて、柏の攻撃に対応する。あの流れの中でふたりが浮足立つようだと、チームに悪影響を及ぼしかねない。だけど、中澤も栗原も「大丈夫だから」と言わんばかりに落ち着いていた。
攻められてはいるけど、“攻めさせている”という余裕がある。もしかしたら本当に危ない場面もあったかもしれないけど、そう感じさせない雰囲気を作り出せるのは、やはりベテランのなせる業なのだろう。
一方が攻め込みながらも、なかなか決め切れずにいると、もう一方がワンチャンスを活かしてリードを奪う。サッカーではよくある展開だけど、まさにこの試合もそうだった。
前半終了間際、俊輔のCKから中澤がヘッドで合わせて、横浜が先制に成功する。ここでもまた、活躍したのはベテランだった。
俊輔のあのCKは、蹴った瞬間、ゴールにつながると思った。それぐらい完璧なキックだった。これは感覚的な部分だから上手く伝わらないかもしれないけど、全体重をボールに乗せてインパクトできていたから、ボールの軌道は寸分の狂いなく、文字通り“ピンポイント”だった。
改めて触れるまでもないけど、俊輔のキックはまさに正確無比。やはり絶対的な「武器」があるのは強いと痛感した。それがゴールに直結するようなものであれば、なおさらだ。もちろん、中澤のヘディングの強さ、ボールの流し方も「武器」であることは言うまでもない。
誰にも負けない「武器」があれば、年齢など関係なく、トップレベルで活躍できることを証明してくれたと思う。自分もキックには自信があるし、もう44歳だけど現役復帰を本気で考えてみようかと考えているよ(笑)。