柴崎と土居の躍動はシンボリックな事象。
J1リーグ第1ステージ6節、広島をホームに迎えた鹿島は4-1と大量点を奪い、今季4勝目をマーク。勝点を13に伸ばし、首位の川崎に勝点1差に迫る2位にランクアップした。
【PHOTOギャラリー|鹿島 4-1 広島】
7年ぶりのリーグタイトル奪還を、「目標ではなく義務」(鹿島強化部)とする鹿島が、昨季のリーグを制した広島を完膚なきまでに叩きのめす――。この日、ホーム来場者数が700万人を超えたメモリアルゲームでの完勝劇は、都合良く解釈すれば、悲願達成へのひとつの象徴的な出来事だったような気がする。
そんな一戦で、加入6年目を迎えた同期の柴崎岳と土居聖真が躍動したのもまた、シンボリックな事象だった。リーグ連覇を狙っている相手に対し、クラブの次代を担う生え抜きのタレントは力強いパフォーマンスを披露した。スタジアムに詰めかけた多くのファン・サポーターも明るい未来を見たのではないだろうか。
ジーコやビスマルク、本山雅志(現・北九州)らが背負ってきた伝統の「10番」を今季から託された柴崎と、小笠原満男やユースの大先輩である野沢拓也(現・仙台)が付けていた「8番」を昨季から身にまとう土居。改めて言うまでもなく、与えられている背番号を見れば、クラブ側のふたりへの期待の大きさは疑う余地もない。
それに応えるように、序盤戦のキーゲームとも言える広島戦でフル出場を果たした柴崎と土居は、それぞれ今季初ゴールを決め、勝点3を手繰り寄せた。文字どおり、勝利の立役者となったのだ。
【PHOTOギャラリー|鹿島 4-1 広島】
7年ぶりのリーグタイトル奪還を、「目標ではなく義務」(鹿島強化部)とする鹿島が、昨季のリーグを制した広島を完膚なきまでに叩きのめす――。この日、ホーム来場者数が700万人を超えたメモリアルゲームでの完勝劇は、都合良く解釈すれば、悲願達成へのひとつの象徴的な出来事だったような気がする。
そんな一戦で、加入6年目を迎えた同期の柴崎岳と土居聖真が躍動したのもまた、シンボリックな事象だった。リーグ連覇を狙っている相手に対し、クラブの次代を担う生え抜きのタレントは力強いパフォーマンスを披露した。スタジアムに詰めかけた多くのファン・サポーターも明るい未来を見たのではないだろうか。
ジーコやビスマルク、本山雅志(現・北九州)らが背負ってきた伝統の「10番」を今季から託された柴崎と、小笠原満男やユースの大先輩である野沢拓也(現・仙台)が付けていた「8番」を昨季から身にまとう土居。改めて言うまでもなく、与えられている背番号を見れば、クラブ側のふたりへの期待の大きさは疑う余地もない。
それに応えるように、序盤戦のキーゲームとも言える広島戦でフル出場を果たした柴崎と土居は、それぞれ今季初ゴールを決め、勝点3を手繰り寄せた。文字どおり、勝利の立役者となったのだ。