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【湘南】注目の18歳・神谷優太がプロ初先発で見せた風格と物足りなさ。その凄みと進化の鍵とは?

カテゴリ:Jリーグ

安藤隆人

2016年04月07日

目まぐるしく変わる状況にも冷静な対応。

4月6日に行なわれたナビスコカップの大宮戦でプロ初スタメンを飾った神谷。試合には敗れたものの、指揮官もそのプレーぶりには及第点を与えた。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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「堂々としたプレーを見せてくれたと思う」
 試合後の会見で曺貴裁監督は、フル出場した18歳のルーキーをこう讃えた。

【ナビスコ杯PHOTO】プロ初スタメンを飾った湘南の神谷(7枚)
 
 約3か月前までは青森山田高のユニホームを身にまとい、高校選手権で活躍を見せた神谷優太が、今度は深緑から黄緑の湘南のユニホームを身にまとってプロのピッチに立った。ナビスコカップAグループ3節の湘南対大宮。リーグ戦の4節・浦和戦ですでにJデビューを飾っていた神谷は、プロ2戦目で初スタメンを勝ち取った。
 
 試合は0-1の敗戦。神谷自身もとりわけ大きなインパクトのあるプレーをしたわけではない。だが、曹監督が「堂々とした」と評したように、U-19日本代表にも名を連ねるプロ1年生のボランチは目まぐるしく変わる状況にも冷静に対応。安定したプレーを見せ続けた。
 
 開始早々の5分に湘南はFKのチャンスを得ると、神谷はいきなりキッカーを任された。右足から放たれたキックは、裏に飛び出したFW大槻周平の頭にピタリ。惜しくもシュートは枠を捉えられなかったが、最初のビッグチャンスを演出した。決定機を作り出したのはこのプレーのみだったが、それ以降のプレーも実に落ち着き払った、プロの“風格”を漂わせるものだった。
 
 3バックのダブルボランチはプロに入って初めて経験したが、3バックへのカバーリング、2シャドーへの関わりやウイングバックへの展開など、状況を見て的確なポジショニングとパス供給をした。ルーキーながら、中盤の真ん中でチームのバランスを保ったのである。
 
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