• トップ
  • ニュース一覧
  • 「ファンがどれだけ恋しがっていたか」番記者も待ち望んだ久保建英の“ホーム帰還”。 ソシエダの得点力不足には嘆き「タケの突破力も宝の持ち腐れだ」【現地発】

「ファンがどれだけ恋しがっていたか」番記者も待ち望んだ久保建英の“ホーム帰還”。 ソシエダの得点力不足には嘆き「タケの突破力も宝の持ち腐れだ」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

ミケル・レカルデ

2024年02月14日

格下相手に0-1で苦杯を舐めた

オサスナ戦でホーム帰還を果たした久保。(C)Getty Images

画像を見る

 背番号14の孝行息子が自国のファンとともにアノエタに帰ってきた。1か月以上を経て、タケ・クボ(久保建英)は再びここにいる。

 アノエタのファンがどれだけ恋しがっていたかを示す最高のサインは、スピーカーがレアル・ソシエダのスタメンを紹介し、ファンに選手の苗字を叫ぶよう呼びかけたときだった。「14番、タケ・クボォー」とコールされると、スタジアムのデシベルは数段上がった。

 我々はタケのプレーに飢えていた。チームにとって、攻めあぐむ展開が続く中でも、相手の守備にダメージを与えるべく、自分の最も得意とすることにトライし続ける永久的なリソースだ。

 オフィシャルなドリブラーに求められる役割は簡単ではない。決してあきらめない並外れたパーソナリティを持ち、次の突破が決定的なアシストやゴールにつながると信じ、常に自尊心を高く保ってプレーしなければならない。
 
 ソシエダはこの日も攻めあぐねた。オサスナは、コパ・デルレイのマジョルカと同じく、ライン間を圧縮する5-3-2のフォーメーションを採用。サイドへとボールが展開された場合も、素早いカバーでその進路を塞いだ。

 2か月間ホームで白星から遠ざかっているイマノル・アルグアシルのチームは、90分間、堅守を攻略することができず、格下相手に0-1で苦杯を舐めた。

 この結果を受け、順位は欧州カップ戦出場権圏外の7位に後退。毎シーズン、欧州でプレーすることは、クラブにとっては死活問題で、仮に出場権を逃すことになれば、主力を引き留めることも困難になる。

 危機感の表れで、水曜日にパリ・サンジェルマンとの大一番を控える中でも、ファンの間では、ファーストチョイスの選手を優先してスタメンで起用すべきという声は少なくなかった。

 もちろんチャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16で欧州を代表する強豪と対戦する機会はそうそうあることではない。しかし、注意しなければならない。かつてソシエダを指揮した名将、ジョン・トシャックが口癖にしていたように、パンとバター(つまり生活)の糧となるのはラ・リーガの成績だ。

 しかし最近のソシエダは無得点の試合があまりにも多く、ラ・リーガではこれで3試合連続だ。ミケル・オジャルサバルがプレーしなければ、スキャンダラスな形で前線のパンチ力を失ってしまう。

 開幕以来、信頼できるセンターフォワードなしで戦ってきたツケは大きい。多くのチャンスを作り出しても、ゴールへの道が閉ざされ、ボックス内でフィニッシャーが見つからなければ、タケとアンデル・バレネチェアの突破力も宝の持ち腐れだ。

【動画】久保が絶好機創出→同僚が涙した決定機逸
【関連記事】
「クボを追うのは難しくなった」「痛手」久保建英の契約延長にリバプールの専門メディアが悲観「サラーの代役となるはずだった」
「最終兵器」を披露できずに終戦した森保ジャパン。対戦国が震撼するはずだった“同時起用”は実現しなかった【担当記者コラム】
「とても眠い」アジア杯帰還後即スタメンの久保建英、「時差ボケでも弾丸」とソシエダ番記者は評価。同僚FWが涙した決定機を創出【現地発】
「少し疲れたとしても...」闘莉王がイラン戦における久保&三笘の起用法に異議!「良さを引き出せる時間が足りなかった」【アジア杯】
「言ったなぁと思いますけど」内田篤人、イラン戦後の守田英正の発言に見解「選手の感覚とか意見はすごく大事」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ