過去2シーズンのセルティックで得点を量産してきた古橋亨梧だが、現在は1か月にわたってネットを揺らせていない。
日本代表ストライカーはスコットランドに渡ってから最も難しい時期のひとつにあると言えるだろう。ブレンダン・ロジャーズ体制になり、戦い方が変わったことも一因と言われている。
ただ、英公共放送『BBC』は、古橋の苦戦は周囲にも原因があるとの見解を示した。
昨季無得点だったチャンピオンズ・リーグで今季の古橋は2得点をあげた。セルティックの今季の同大会での戦いを振り返る中で、BBCは「リエル・アバダとダイゼン・マエダ(前田大然)、そしておそらく退団したジョッタはもっと、キョウゴ・フルハシにとって重要だった」と報じている。
「彼らがおらず、ロジャーズが変更をしたことで、彼は以前のようなチャンスを得られなくなり、以前と同じ選手に見えなくなっている」
【動画】華麗なワンツーから奪った古橋のCL2戦連発弾!
1か月にわたってノーゴール
BBCは「フェイエノールトとの2試合では、枠内シュートが1本だけだった。アトレティコ・マドリーとの2試合でも1本で、それで得点をあげている。ラツィオとは枠内シュート3本でまたゴールだ」と続けた。
「この5試合で2得点はかなりの見返りだ。供給が改善されれば彼がどれだけやれるかという疑問が生じる。調子を落としているとはいえ、彼がエクセレントであることは変わらない」
得点ペースが落ちる中、リーグ戦ここ2試合で古橋はスタメンから外れている。だが、チームはハイバーニアン戦こそ快勝したものの、続くキルマーノック戦では手痛い黒星を喫した。
韓国代表のオ・ヒョンギュとのポジション争いも注目される古橋は、改めてセルティックのエースであることを示せるか。アジアカップも近づくなか、古橋が再び量産モードに入ることに期待したい。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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