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「今も主役級だ」他のアタッカーが次々にゴールで久保建英は脇役に? ソシエダ番記者が異論。遠ざかるゴールには「ケチャップをいくら絞り出そうとしても...」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

ミケル・レカルデ

2023年12月08日

取り巻く状況が変わった

2か月以上、ゴールから遠ざかっている久保。(C)Getty Images

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 得点のために生きるFWは、ファン・ニステルローイのケチャップ論に多かれ少なかれ晒される。ゴンサロ・イグアインがインタビューで明かしたところによると、レアル・マドリーに加入した頃、元オランダ代表から「ゴールはケチャップみたいなものだ。無理やりやりすぎると、往々にして出てこない。でも、出てくる時には一気に全部出てくるんだ」とアドバイスされたという。

 タケ・クボ(久保建英)は、9月30日のアスレティック・ビルバオ戦を最後にゴールから遠ざかっている。当時、タケがレアル・ソシエダの攻撃の中心選手であることに異論を唱える者はいなかった。それは得点面においてもだ。しかし現在は取り巻く状況が変わった。

 まずミケル・オジャルサバルがコンディションとともに本来の得点感覚を取り戻し、カルロス・フェルナンデスも現在怪我で再び戦線を離脱しているとはいえ、復調の兆しを見せ、ウマル・サディクもラ・リーガで2試合連続ゴールを決めている。

 そして最後にその“ゴール・パーティー”に加わったのがアンドレ・シウバだ。今シーズンの補強の目玉はコパ・デル・レイのアンドラチュ戦で加入後、初ゴールをマーク。しかも右サイドに展開し、オドリオソラからのリターンパスをワンタッチで流し込むというフィニッシャーらしい一撃だった。
 
 この新しいシナリオの中で、タケは脇役に甘んじるのだろうか? いや、今も主役級の役割を演じている。相手守備陣を脅かしながら、チャンスを作り、シュートも放っている。しかもシーズン序盤は、攻撃のあらゆる局面に顔を出さなければならなかったのが、今は周りのサポートがある。

 しかし肝心のゴール前での判断力も決定力も冴えを失い、その働きが得点に繋がらない状況が続いている。ケチャップをいくら絞り出そうとしても、一向に出ないのだ。

 コパ・デル・レイ2回戦のアンドラチュ(2部)戦もそうだった。前述のアンドレ・シウバのゴールで先制した後もソシエダは攻めあぐんだ。格下相手になかなか突き放せない展開に業を煮やしたイマノル・アルグアシル監督は、69分にタケとミケル・メリーノ、サディクを相次いで投入。その後も主導権を握ることはできず、煮え切らない展開は続いたが、少なくとも攻撃面では、いくつか危険なカウンターを繰り出した。
 
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