【ヘルタ・ベルリン｜チーム＆監督 採点＆寸評】
チーム　6.5
リスクを冒すような攻撃は見られなかったものの、試合を通して守備のバランスを失わず、最低限の結果であるドローに持ち込んだ。悔やまれるのは終盤に繰り出した３つのカウンターが、いずれも不発に終わったこと。しかし、ドルトムントと伍して渡り合えたのは大きな収穫だろう
 
監督パル・ダルダイ　６
テクニカルエリアのぎりぎりに出て、つねに身振り手振りで指示を飛ばしていた。堅実な采配を見せ、難敵からの勝点確保に導く。
 
【試合レポート】ヘルタ・ベルリン ０-０ ドルトムント
 
【ヘルタ・ベルリン｜選手採点・寸評】
GK
22ルネ・ヤルステイン　６
大きなピンチを迎える場面がほとんどなかったが、試合を通して集中を切らさず、ハイボール処理や繋ぎのパスに不備はなかった。
 
DF
15セバスティアン・ラングカンプ　6.5
ブルックスとともにゴール前に鍵をかけた。ボランチのルステンベルガーとの距離感も良く、バイタルエリアにスペースを作らず。
 
20ミッチェル・ヴァイザー　６
自慢の攻撃参加から好機を作り出せなかったが、右サイドの堅牢構築に貢献。ロイスやムヒタリアンに大きな仕事をさせなかった。
 
21マルビン・プラッテンハルト　６
無闇なオーバーラップを控え、本分であるディフェンスで身体を張る。プレースキックの質は相変わらず高かった。
 
MAN OF THE MATCH
25ジョン・アンソニー・ブルックス　７
出足の鋭い寄せと正確なポジショニングで、対峙したオーバメヤンを封殺。クロスを跳ね返す機会も多く、無失点の立役者となる。
 
MF
６ヴラジミール・ダリダ　5.5
存在感を放ったのは４分のシュートシーンとCK時くらい。精力的に走り回るも、アタッキングサードで違いを作り出せなかった。
 
８サロモン・カルー　６（89分OUT）
巧みなボールキープで味方が攻め上がる時間を作り、カウンター時の切り札としても機能。ゴールさえ奪えれば、MOMに値した。
 
13イェンス・ヘゲラー　６（90分OUT）
欠場したシェルブレッドに代わり、２節以来の先発出場。戦術的なファウルで敵の速攻の芽を潰すなど、いぶし銀の輝きを放った。
 
24原口元気　６
ドリブルでエリア内に切り込んだ46分のプレーなど見せ場は数えるほどだったが、自身に課された守備の役割を精力的にこなした。
 
28ファビアン・ルステンベルガー　6.5
地味ながらも気の利いたポジショニングをとりつづけ、中盤で相対したカストロを封じ込めた。サイドのカバーも的確だった。
 
FW
19ヴェダド・イビシェビッチ　５（71分OUT）
フンメルスとパパスタソプーロスの徹底マークに苦しみ、CFとして仕事らしい仕事をこなせず。71分の交代もいわば必然だった。
 
交代出場
23ヨハネス・ファン・デン・ベルフ　―（71分IN）
守備力を高めるカードとしてピッチに送り込まれ、そのタスクを忠実にこなす。
 
９アレクサンダー・バウムヨハン ―（89分IN）
交代直後に大きなチャンスを迎えるも、エリア突入直前に敵DFに阻まれた。
 
５ニクラス・シュタルク　―（90分IN）
アディショナルタイムに出場するも、ほとんどプレーには絡まなかった。
 
※MAN OF THE MATCH＝この試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「６」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。