現地時間８月19日に開催されたプレミアリーグ第２節で、アンジェ・ポステコグルーを新監督に迎えたトッテナムは、マンチェスター・ユナイテッドとホームで対戦。開幕戦はブレントフォードと２－２で引き分けていたなか、２－0で快勝を収め、新体制初勝利を掴んだ。

　クラブ公式サイトによれば、昨シーズンまでセルティック、2021年夏まで横浜F・マリノスを率いていた指揮官は、「前半は少し緊張していたように見えた。ボールを手放してしまった」と発言。上手く立て直し、２ゴールを奪った後半に手応えを示した。

「前半の終わりには少し落ち着いて、ボールを素早く動かせるようになった。それが彼らに勇気を与えた。ハーフタイムには『とにかく落ち着いて、相手のプレスをかいくぐってプレーすること。アップテンポな動きで相手を消耗させよう』と伝えたよ。

　前半は耐えなければならなかったが、今日のような後半なら選手たちは練習に励み、『もっとこうしたい』と言うだろう。今は私やコーチたちが『これが我々の進むべき道だ』と励まし続けるのが大事だ。その道中には困難やつまずきがあるだろう。でも勇気を持ち続けないと。そのようなプレーをするには勇敢でなければならない」
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　際立つ活躍を見せたのが、グリエルモ・ヴィカーリオだ。今夏に母国のエンポリから加入したイタリア人GKは、再三の好守でチームを救った。ポステコグルー監督も頼もしい新守護神に大満足の様子だ。

「ヴィックは何度も素晴らしいセーブを見せた。理想的にはそういう場面は見たくないが、彼にとっては素晴らしいパフォーマンスだ。自信にも繋がるからね」

　横浜とセルティックをリーグ制覇に導いたポステコグルー監督は、トッテナムに2007-08シーズン以来のタイトルをもたらせるか。メンバーも入れ替わり、装い新たな名門に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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