［キリンチャレンジカップ］日本 ４−１ ペルー／６月20日／パナソニックスタジアム吹田

　６月15日のエルサルバドル戦に続き、ペルー戦でもインサイドハーフでスタメン出場した旗手怜央は「４-１-４-１システムですけど、チームとして自分が少し落ちてビルドアップに関わることを意識していた」。

　エルサルバドル以上にプレス強度が戦ったペルーに対しては、「なるべく自分がボールを持たずに（遠藤）航くんや（鎌田）大地にボールが渡るようにフリーランを意識はしていた」。もちろん「ボールがくれば相手をひとり剥がすなり、前につけるなり、そういう選択肢も持っていました」。

　その言葉通りのプレーを見せてくれた旗手はそもそも、ペルー戦で中盤を形成した鎌田、遠藤との関係性をどう捉えていたのか。

「大地のところでボールが握れたので、そこに入った時はまず３人目のサポートを意識していました。航くんの守備範囲が広いのは分かっていたので、自分は航くんの前で守備をするスタンスでいました」
 

　エルサルバドル戦よりはポジショニングは低い印象もあった旗手だが、あえてそうしていたわけではない。本人もこう話している。

　「ボックスに入っていく動きは自分の良さで、それは（交代するまで）２、３回できていた。ただボールが来なかっただけで、ダイナミックな動きはできていました」

　ゴールへの意識も当然ながら持っていた。

「FWが動いた時は相手CBがそのFWについていくので、空いたスペースは狙っていました。それができないと自分の存在価値はないので。そこは（ペルー戦でも）しっかりとできていたと思います」

　６月の連戦で戦力的価値を大きく高めた旗手。ここから森保ジャパンの中核を担いそうな期待感が漂う。

構成●サッカーダイジェスト編集部

【PHOTO】日本代表のペルー戦出場17選手＆監督の採点・寸評。３人が「7.5点」の最高点、MOMは１ゴール・１アシストの７番

【PHOTO】試合前から大盛り上がり！パナスタに駆け付けたペルー代表サポーターを特集！

【PHOTO】得意のドリブルから相手を翻弄しゴール奪取！伊東のゴールもアシストした三笘薫を特集！

「なんたる強さだ！」難敵ペルーを４発撃破した日本代表の実力に対戦国メディアが脱帽！「見事にしてやられた」