「相手の強みに対応しなければいけなかった」と藤島監督
全国高校総体(インターハイ)サッカーの埼玉県予選は6月14日、NACK5スタジアムで準決勝が行なわれ、今季プレミアリーグEASTに初昇格した優勝候補筆頭の昌平は、浦和南にPK戦で屈し2年連続5度目の優勝を逃した。
昌平は立ち上がりからボールを握り、ドリブルとパスを効果的に融合させた良質な攻めを展開。ボランチの土谷飛雅(3年)を経由し、左MF長準喜(3年)やトップ下の大谷湊斗(2年)が軽やかに運んで敵陣に進出した。
前半6分、大谷の縦パスを預かった右MF前田大樹(3年)が右から強シュートを放ったが、GK金悠聖(3年)の好守に阻まれた。2分後にも長のシュートをGKが弾き、そのこぼれ球を前田が狙ったが、惜しくも右に外れた。
それでも16分に先取点を挙げる。大谷の鋭い縦パスから土谷がシュート、GKが弾いた空中のボールをエースFW小田晄平(3年)がヘディングで押し込んだ。
その後も19分に前田の一撃が右ポストに当たり、28分の長のボレーもGKの正面。39分の右SB田中瞭生(3年)の決定打はGKに阻止されるなど、前半は多くのビッグチャンスと9本のシュートを放ちながら、1点しか奪えなかった。
結果的にはこれが敗因のひとつとなり、藤島崇之監督は「セットプレーから2失点したこともあるが、多くのチャンスがあったのに決め切れなかったのが痛い」と残念がった。
力強いドリブルと敵の急所を突くパスで中列後方から攻撃の舵を取り、セットプレーのキッカーを務める土谷も、「前半はあれだけチャンスを作りながら1点しか取れなかったのでは駄目。チームとしてもっとシュートの質を上げ、粘り強さも身に付けていかないと勝ち切れない」と反省した。
昌平は後半4分にも決定的なシーンを迎え、前田の絶妙な右クロスを小田が右足で合わせたが、枠を捕らえられなかった。
前半は浦和南に2本のシュートしか打たせなかったが、後半は1本目と3本目のシュートで2失点してしまう。
8分、右MF伊田朋樹(3年)の蹴った右FKをDF齋藤旺徳(3年)がヘディングシュート。立教新座との1回戦で、2得点しているFW掛谷羽空(2年)にこぼれ球を蹴り込まれた。25分には伊田の右CKをDFがクリアしたが、MF牛田晴人(3年)にこぼれ球を拾われ、左足でGK佐々木智太郎(2年)の頭上を破る中距離弾を決められた。
1点を追う昌平は35分、逆襲・速攻から大谷がGKと1対1になる絶好機を迎えたものの、金に足でセーブされた。試合終了が近づいてきた39分だった。左SB田尻優海(3年)が、左からファーポストに送ったクロスを大谷が頭で合わせ、起死回生のヘディングシュートを突き刺して追いついた。
延長は互いに一度ずつ好機があり、昌平は前半9分に左CKから途中出場のFW鄭志錫(2年)のヘッド、浦和南は後半5分にカウンターから打ったMF濱口陽央(3年)のシュートがわずかに左へそれた。
昌平は立ち上がりからボールを握り、ドリブルとパスを効果的に融合させた良質な攻めを展開。ボランチの土谷飛雅(3年)を経由し、左MF長準喜(3年)やトップ下の大谷湊斗(2年)が軽やかに運んで敵陣に進出した。
前半6分、大谷の縦パスを預かった右MF前田大樹(3年)が右から強シュートを放ったが、GK金悠聖(3年)の好守に阻まれた。2分後にも長のシュートをGKが弾き、そのこぼれ球を前田が狙ったが、惜しくも右に外れた。
それでも16分に先取点を挙げる。大谷の鋭い縦パスから土谷がシュート、GKが弾いた空中のボールをエースFW小田晄平(3年)がヘディングで押し込んだ。
その後も19分に前田の一撃が右ポストに当たり、28分の長のボレーもGKの正面。39分の右SB田中瞭生(3年)の決定打はGKに阻止されるなど、前半は多くのビッグチャンスと9本のシュートを放ちながら、1点しか奪えなかった。
結果的にはこれが敗因のひとつとなり、藤島崇之監督は「セットプレーから2失点したこともあるが、多くのチャンスがあったのに決め切れなかったのが痛い」と残念がった。
力強いドリブルと敵の急所を突くパスで中列後方から攻撃の舵を取り、セットプレーのキッカーを務める土谷も、「前半はあれだけチャンスを作りながら1点しか取れなかったのでは駄目。チームとしてもっとシュートの質を上げ、粘り強さも身に付けていかないと勝ち切れない」と反省した。
昌平は後半4分にも決定的なシーンを迎え、前田の絶妙な右クロスを小田が右足で合わせたが、枠を捕らえられなかった。
前半は浦和南に2本のシュートしか打たせなかったが、後半は1本目と3本目のシュートで2失点してしまう。
8分、右MF伊田朋樹(3年)の蹴った右FKをDF齋藤旺徳(3年)がヘディングシュート。立教新座との1回戦で、2得点しているFW掛谷羽空(2年)にこぼれ球を蹴り込まれた。25分には伊田の右CKをDFがクリアしたが、MF牛田晴人(3年)にこぼれ球を拾われ、左足でGK佐々木智太郎(2年)の頭上を破る中距離弾を決められた。
1点を追う昌平は35分、逆襲・速攻から大谷がGKと1対1になる絶好機を迎えたものの、金に足でセーブされた。試合終了が近づいてきた39分だった。左SB田尻優海(3年)が、左からファーポストに送ったクロスを大谷が頭で合わせ、起死回生のヘディングシュートを突き刺して追いついた。
延長は互いに一度ずつ好機があり、昌平は前半9分に左CKから途中出場のFW鄭志錫(2年)のヘッド、浦和南は後半5分にカウンターから打ったMF濱口陽央(3年)のシュートがわずかに左へそれた。
公立の伝統校と私学ナンバーワンチームの熱戦は100分間では決着がつかず、2-2のままPK戦へともつれ込んだ。
先蹴りは浦和南。GK佐々木が1番手・濱口のシュートをストップ。昌平は2人目まで成功したが、3番手の長と4人目の小田がGK金に止められてしまい、2人目から全員決めた浦和南に2-4で敗れた。
藤島監督はまず「セットプレーは相手の強みですが、それでもしっかり対応しないといけなかった」とFK、CKからゴールを割られたことを反省。続いて「フィニッシュの質も含め、今の状況を整理したい。今日の浦和南の勢いも見習わないといけませんね」と思い当たる課題を挙げながら、勝った相手を尊重する潔さも示した。
先蹴りは浦和南。GK佐々木が1番手・濱口のシュートをストップ。昌平は2人目まで成功したが、3番手の長と4人目の小田がGK金に止められてしまい、2人目から全員決めた浦和南に2-4で敗れた。
藤島監督はまず「セットプレーは相手の強みですが、それでもしっかり対応しないといけなかった」とFK、CKからゴールを割られたことを反省。続いて「フィニッシュの質も含め、今の状況を整理したい。今日の浦和南の勢いも見習わないといけませんね」と思い当たる課題を挙げながら、勝った相手を尊重する潔さも示した。