ビッグマッチで手応えを掴む
浦和レッズの攻撃に対し、頭をフル回転させながら関西大の最終ラインをまとめ上げた3年生CB木邨優人は、ビッグマッチを経て大きな手応えを掴んだ。
天皇杯2回戦・浦和対関西大(1-0)の一戦で、木邨は立ち上がりからFWホセ・カンテと激しいマッチアップを繰り広げた。競り合いの際には、屈強なフィジカルを駆使して巧みに身体を当ててくるカンテに最初は戸惑いを見せていたが、「駆け引きで負けたらダメだと思った」とすぐに重心の位置と身体の向きを変えて、カンテの駆け引きに応対した。
さらに、リーグ戦では強気のライン設定をするなかで、この試合ではサイドにボールが展開されるとCB谷岡昌と連動して深いポジションを取り、バックパスや横パスが出される度にラインアップとステイを繰り返しながら、ボックス内侵入を阻止するラインコントロールを見せた。
また184センチのサイズを生かした空中戦でも能力を発揮し、関西大の守備を引き締め続けた。
「一瞬でもラインコントロールを怠るとあっという間にやられてしまうので、そこは意識をより高く持ってやりました。緻密にコントロールをして相手の自由を奪おうと思ってやりました」
天皇杯2回戦・浦和対関西大(1-0)の一戦で、木邨は立ち上がりからFWホセ・カンテと激しいマッチアップを繰り広げた。競り合いの際には、屈強なフィジカルを駆使して巧みに身体を当ててくるカンテに最初は戸惑いを見せていたが、「駆け引きで負けたらダメだと思った」とすぐに重心の位置と身体の向きを変えて、カンテの駆け引きに応対した。
さらに、リーグ戦では強気のライン設定をするなかで、この試合ではサイドにボールが展開されるとCB谷岡昌と連動して深いポジションを取り、バックパスや横パスが出される度にラインアップとステイを繰り返しながら、ボックス内侵入を阻止するラインコントロールを見せた。
また184センチのサイズを生かした空中戦でも能力を発揮し、関西大の守備を引き締め続けた。
「一瞬でもラインコントロールを怠るとあっという間にやられてしまうので、そこは意識をより高く持ってやりました。緻密にコントロールをして相手の自由を奪おうと思ってやりました」
高い集中力は後半に入ってからも持続した。57分に伊藤敦樹、大久保智明、明本考浩とレギュラークラスの選手が一気に投入されてからも、木邨は緻密にラインコントロールをしながら、積極果敢に攻撃に顔を出してくる伊藤、右サイドからカットインを仕掛けてくる大久保に対しても冷静に対応した。
スコアレスのまま後半が終了すると、90分間マッチアップを繰り広げたカンテは、決定的な仕事ができないまま交代を告げられ、延長戦では代わりに投入された182センチの髙橋利樹に対しても自由を与えなかった。
延長前半、105分の決勝被弾のシーンでは、浦和のカウンターに対して木邨は深みをとって、明本のシュートをブロック。そのこぼれ球を伊藤に押し込まれてしまったが、浦和をここまで苦しめたのは紛れもなく木邨の統率力あってこそであった。
「プロと公式戦で戦えることは滅多にないので、それを今後の大学リーグ戦、カップ戦につなげたいし、個人的にはプロに行くためにこうした経験を積み重ねていくことが大切だと思いました。チームで言うと自分たちの詰めの甘さ、プロの選手の詰めの強さを感じましたし、個人的にビルドアップの面はできたほうだと思うのですが、やっぱり一瞬のスピードはもっと僕が突き詰めないといけないと感じました」
スコアレスのまま後半が終了すると、90分間マッチアップを繰り広げたカンテは、決定的な仕事ができないまま交代を告げられ、延長戦では代わりに投入された182センチの髙橋利樹に対しても自由を与えなかった。
延長前半、105分の決勝被弾のシーンでは、浦和のカウンターに対して木邨は深みをとって、明本のシュートをブロック。そのこぼれ球を伊藤に押し込まれてしまったが、浦和をここまで苦しめたのは紛れもなく木邨の統率力あってこそであった。
「プロと公式戦で戦えることは滅多にないので、それを今後の大学リーグ戦、カップ戦につなげたいし、個人的にはプロに行くためにこうした経験を積み重ねていくことが大切だと思いました。チームで言うと自分たちの詰めの甘さ、プロの選手の詰めの強さを感じましたし、個人的にビルドアップの面はできたほうだと思うのですが、やっぱり一瞬のスピードはもっと僕が突き詰めないといけないと感じました」