「ここで得た経験を生かして」
木邨が刺激を受けたのはマッチアップしたカンテと大久保のプレーだった。
「カンテ選手は『それ収めるのか』というボールを収めるし、前線からの守備もコースを切りながら迫力をもって来ていたので、そこは驚きました。大久保選手は左利きのドリブラーなど、事前情報を把握していたのですが対応が難しかった。一番警戒していたのは、カットインからの左足の巻いてくるシュートだったのですが、シュートブロックにうまく入れたと思ったシーンで、さらにその外側から巻くシュートを打ってきた。それにはもう驚きしかありませんでした。
どれでもプロに行くのであれば毎試合それに対応しないといけないし、学生とプロの差を痛感したからこそ、このままじゃいけないと思いました」
「カンテ選手は『それ収めるのか』というボールを収めるし、前線からの守備もコースを切りながら迫力をもって来ていたので、そこは驚きました。大久保選手は左利きのドリブラーなど、事前情報を把握していたのですが対応が難しかった。一番警戒していたのは、カットインからの左足の巻いてくるシュートだったのですが、シュートブロックにうまく入れたと思ったシーンで、さらにその外側から巻くシュートを打ってきた。それにはもう驚きしかありませんでした。
どれでもプロに行くのであれば毎試合それに対応しないといけないし、学生とプロの差を痛感したからこそ、このままじゃいけないと思いました」
京都サンガF.C.U-18からプロを目ざして関西大にやってきた木邨にとっては、善戦した浦和戦で浮かれていてはいけないと十分理解していた。すぐに週末にはリーグ首位の関西学院大との『関関戦』が待っているし、立命館大の中野瑠馬が京都に加入内定するなど、同級生が早くもプロ入りを決めている。ここで立ち止まっている暇はない。
「もちろんサンガに戻れたら嬉しいですが、他のチームであっても自分を必要としてくれるクラブがあれば嬉しい。現時点ではどこのチームに行きたいなどは考えずに、自分のプレーの質とか、実力を上げていくことに集中することが本当に大事だと改めて思いました。関西の大学生フォワードはレベルが高くて、週末の関西学院大のフォワードもハイレベルな選手なので、まずはここで得た経験を生かしてシャットアウトできるようにしたいと思います」
大学サッカーでのさらなる成長を誓った木邨は、ここで味わったプロの日常を胸に刻んで目標に向かって新たな一歩を踏み出した。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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「もちろんサンガに戻れたら嬉しいですが、他のチームであっても自分を必要としてくれるクラブがあれば嬉しい。現時点ではどこのチームに行きたいなどは考えずに、自分のプレーの質とか、実力を上げていくことに集中することが本当に大事だと改めて思いました。関西の大学生フォワードはレベルが高くて、週末の関西学院大のフォワードもハイレベルな選手なので、まずはここで得た経験を生かしてシャットアウトできるようにしたいと思います」
大学サッカーでのさらなる成長を誓った木邨は、ここで味わったプロの日常を胸に刻んで目標に向かって新たな一歩を踏み出した。
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