2人を吹っ飛ばして悠々とマイボールに
184センチの高さと屈強なフィジカルを誇る筑波大のCB諏訪間幸成。
今年の3月にウズベキスタンで開催されたU-20アジアカップではU-20日本代表に選ばれると、グループステージ第3戦のサウジアラビア戦で途中出場。プレー機会はこの試合のみとなったが、チームはベスト4に進んで5月に開催されるU-20ワールドカップ(開催地未定)の出場権を手にした。
「ウズベキスタンで変わったのは気持ちの部分。もっと高い目標を持って、高い基準でやらないといけないと思いました」
個人的には悔しい結果に終わったが、ウズベキスタンで得た経験と学びを糧に、諏訪間は関東大学リーグ1部に臨んでいた。
第2節の日本大戦。激しい雨が降りしきるなか、諏訪間はCBでスタメン出場。常に全体を見渡しながら大きな声でコーチングして周りを動かし、得意の対人能力の高さを駆使した寄せは早く、球際の強度が高い守備で筑波大の最終ラインをまとめた。
前半、日本大のロングボールが筑波大ディフェンスラインの裏のスペースに落ちると、諏訪間は素早いターンからダッシュでそのボールに追いつき、両側から挟んできた相手FW2人のフィジカルコンタクトをものともせず、逆に2人を吹っ飛ばして悠々とマイボールにして見せた。屈強なフィジカルとボディバランスが示されたシーンだった。
今年の3月にウズベキスタンで開催されたU-20アジアカップではU-20日本代表に選ばれると、グループステージ第3戦のサウジアラビア戦で途中出場。プレー機会はこの試合のみとなったが、チームはベスト4に進んで5月に開催されるU-20ワールドカップ(開催地未定)の出場権を手にした。
「ウズベキスタンで変わったのは気持ちの部分。もっと高い目標を持って、高い基準でやらないといけないと思いました」
個人的には悔しい結果に終わったが、ウズベキスタンで得た経験と学びを糧に、諏訪間は関東大学リーグ1部に臨んでいた。
第2節の日本大戦。激しい雨が降りしきるなか、諏訪間はCBでスタメン出場。常に全体を見渡しながら大きな声でコーチングして周りを動かし、得意の対人能力の高さを駆使した寄せは早く、球際の強度が高い守備で筑波大の最終ラインをまとめた。
前半、日本大のロングボールが筑波大ディフェンスラインの裏のスペースに落ちると、諏訪間は素早いターンからダッシュでそのボールに追いつき、両側から挟んできた相手FW2人のフィジカルコンタクトをものともせず、逆に2人を吹っ飛ばして悠々とマイボールにして見せた。屈強なフィジカルとボディバランスが示されたシーンだった。
試合は2-1のリードで後半アディショナルタイムを迎えるが、終了間際の90+3分にセットプレーから痛恨の同点弾を許し、勝点3を掴むことはできなかった。
「2失点はセンターバックとして本当に悔しい。最後のセットプレーも守り切れなかったディフェンダーの責任です」
試合後、諏訪間は悔しさをあらわにした。それでも前述した通り、持ち味は発揮できていたし、昨年と比べるとディフェンスラインのコントロール面で大きく成長したように感じた。そのことを伝えると、彼は自身の意識変化を口にした。
「(U-20日本代表の)冨樫(剛一)監督から『インターセプトやラインアップのところで、より自分が主導となってコントロールできるか。それができそうだったら、今度はポジションをずらしてインターセプトしたり、意図的にディフェンスしたりするところができるようになれば、もっと怖い選手になれる』と言われて、僕もそうだと思いました。もっとオフのポジショニングで自分が優位に立つことができれば、自分の特長もより出すことができると思っています」
誘い込まれて当たるのではなく、自分から誘い込んで当たる。思い返せば前半の相手2人を吹っ飛ばしたシーンでも、相手が蹴る前に首を振って2人が裏のスペースを狙っていることを把握したうえで、蹴られた瞬間に鋭くターンして、2人の間に入って奪うという明確な意図があった。
【PHOTO】U-20日本代表候補と関東大学選抜のトレーニングマッチを特集!
「2失点はセンターバックとして本当に悔しい。最後のセットプレーも守り切れなかったディフェンダーの責任です」
試合後、諏訪間は悔しさをあらわにした。それでも前述した通り、持ち味は発揮できていたし、昨年と比べるとディフェンスラインのコントロール面で大きく成長したように感じた。そのことを伝えると、彼は自身の意識変化を口にした。
「(U-20日本代表の)冨樫(剛一)監督から『インターセプトやラインアップのところで、より自分が主導となってコントロールできるか。それができそうだったら、今度はポジションをずらしてインターセプトしたり、意図的にディフェンスしたりするところができるようになれば、もっと怖い選手になれる』と言われて、僕もそうだと思いました。もっとオフのポジショニングで自分が優位に立つことができれば、自分の特長もより出すことができると思っています」
誘い込まれて当たるのではなく、自分から誘い込んで当たる。思い返せば前半の相手2人を吹っ飛ばしたシーンでも、相手が蹴る前に首を振って2人が裏のスペースを狙っていることを把握したうえで、蹴られた瞬間に鋭くターンして、2人の間に入って奪うという明確な意図があった。
【PHOTO】U-20日本代表候補と関東大学選抜のトレーニングマッチを特集!