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現役プロレスラーの遺伝。U-20W杯を目ざす筑波大CB諏訪間幸成は“やると決めたらやり切る”精神で邁進「父から学んだことはたくさんある」

カテゴリ:大学

安藤隆人

2023年04月11日

アキレス腱断裂も最後まで戦い抜く

 冨樫監督がウズベキスタンでわずかな時間しか出られなかった要因をきちんと説明してくれたことで、諏訪間の中で明確な課題意識と、5月のU-20W杯のメンバー入りに向けてやらなければいけないことがはっきりとした。そして彼はそれを大学リーグで意識的に実践をしていた。

「ドリブル、縦パスの引き出しがもっと増やせるようなボールの持ち方を意識していますし、ウズベキスタンでは一発で裏を取られる怖さも感じたので、そこの対応も意識しています」

 短期間で成長の跡を見せる諏訪間。彼のエピソードの中でこれは知られていることだが、父親は全日本プロレス所属のプロレスラーの諏訪魔こと諏訪間幸平さん。諏訪間を見ていると、188センチのサイズと屈強なフィジカルを武器に、レスリングからプロレスラーに転向した名レスラーである父の遺伝を感じさせる。

 アスリートとして、プロフェッショナルとして、今も現役を続ける父を幼い頃から見ていたからこそ、諏訪間には常に刺激と学びがあった。

「父から学んだことはたくさんあります。身体のケアだったり、競技に向き合う姿勢だったり、あとは不屈の精神ですよね。日々全力でやれることをコツコツと積み重ねることを父が実践していたので、学びました」
 
 父の不屈のエピソードとして、諏訪間が中学1年生の時に、とあるシリーズの途中で、父がアキレス腱を断裂したにもかかわらず、そのシリーズを戦い抜いてから手術をしたことを教えてくれた。

「もちろん、サッカー選手としてやってはダメですが」と笑ったが、やると決めたら弱音をこぼさずにやり切る父親の姿に凄みを感じたという。

「5月のU-20ワールドカップに向けては、僕としては選ばれたら全力を出していく。選ばれなかったら、今後の成長でまたチャンスがあると思うので、いずれにせよ高いモチベーションを持ってやっていきたいです」

 やると決めたらやり切る。諏訪間にとって筑波大の毎日は、まさに父の教えを地で行く日々となっている。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
 
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