“ラーム後遺症”に悩まされるドイツ代表。右SBの定位置を掴むのは誰だ!?

カテゴリ:連載・コラム

中野吉之伴

2015年11月13日

ヘクターの台頭で「左」の目途は立ったが…。

レーブ監督(右)は右SBにルディ(左)をはじめ様々な人材をテスト。だが、いまだラームが抜けた穴を埋められていない。(C)Getty Images

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  11月9日からインターナショナル・ウィークに突入するため、ブンデスリーガは中断期間に入った。すでにユーロ本大会行きを決めたドイツ代表は、11月13日にフランス、17日にオランダとの親善試合に臨む。
 
 昨年のブラジル・ワールドカップ終了後、ドイツ代表はSBフィリップ・ラーム、CBペア・メルテザッカー、CFミロスラフ・クローゼという100キャップを超える重鎮3人が代表チームから引退。今回のユーロ予選では本大会行きの切符を勝ち取ると同時に、彼らの穴をどう埋めるかが重要なテーマのひとつだった。
 
 メルテザッカーが抜けたCBは、元々ジェローム・ボアテングやマッツ・フンメルスといった世界的な名手を揃えており、大きな問題にはならなかった。CFに関してはマリオ・ゲッツェやトーマス・ミュラーを最前線に据える“ゼロトップ”の採用で、クローゼの穴を見事に埋めてみせた。
 
 その一方で、いまだ絶対的な人材が見つかっていないのがSBだ。「左」はヨナス・ヘクター(ケルン)の台頭で目途が立ったとはいえ、「右」は不確定要素が多い。これまでに何人もの選手が試されたものの、いずれもヨアヒム・レーブ監督の信頼を勝ち獲れず、いまだ“ラーム後遺症”に悩まされている。
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