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横浜、3年ぶりのJ1制覇は目の前に。チーム状態は視界良好。浮足立たず、冷静に、一戦必勝のスタンスでガンバ戦に挑む

カテゴリ:Jリーグ

藤井雅彦

2022年10月07日

立て直しのきっかけは、ハイプレスの再確認

3年ぶりのリーグ優勝に王手をかけている横浜。ホームG大阪戦で勝利し、2位川崎が引き分け以下ならタイトル奪還となる。写真:滝川敏之

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 3年ぶりとなる戴冠が目の前に迫っている。

 横浜はシーズン序盤から常に順位表の上位に顔を出していたため、周囲からは高水準で安定しているように見えるかもしれない。リーグ戦で4つの黒星を喫しているものの、連敗は一度もない。

 むしろ負けた次の試合こそ高いパフォーマンスを発揮する傾向にあり、リバウンドメンタリティが備わっていることを印象付けた。いわゆる強いチームの条件を満たしていると言っていいだろう。

 ただし8月に限って言えば、非常に苦しい時間を過ごした。リーグ戦こそ川崎に敗れた1敗のみだが、ルヴァンカップ準々決勝の広島とのホーム&アウェー、さらにはACLラウンド16の神戸戦も含めた公式戦4連敗で未勝利に終わる。個々のパフォーマンスも軒並み低く、ここで大きくトーンダウンしても不思議ではなかった。

 立て直しのきっかけとなったのは、中断期間中に再確認したハイプレスだ。この原点回帰が功を奏し、9月以降は4勝2分と着実に勝点を積み上げてきた。取りこぼしが目立つライバルチームとは対照的で、他会場の結果次第では今節にも優勝を決めるチャンスがある。

 冷静さも現在のチームの大きな特長だろう。大魚が手の届きそうなところにあっても、浮足立っている様子は一切ない。

「ここまで積み重ねてきたのは1試合1試合を全力で戦うということで、そのスタンスは絶対に変える気はないし、変える必要もない」と話したのは、リーダー的存在のMF水沼宏太。変わらず一戦必勝のスタンスで今節のガンバ大阪戦に臨む。
 
 過去の歴史を振り返ると、2013年にも残り2試合のタイミングで優勝に王手をかけた。日産スタジアムで新潟を迎え撃ったが敗戦。意気消沈したチームは最終節の川崎戦でも敗れ、タイトルが手からこぼれ落ちた。

 何が起こるのか、最後まで分からない。心強いのは2019年の優勝メンバーが在籍している点だ。その1人である喜田拓也は、今季も主将としてチームをけん引してきた。

「この状況は間違いなくチーム全員で積み上げてきたもの。戦いに行くにあたって怖気づく必要はないし、自分たちがやってきたことを信じて貫いてきたからこその今。そのうえで勝つことへの執着をしっかり出していきたい」

 目の前の試合で勝点3を掴み取った先に、最高の景色が待っていることを知っているのだから、不安は杞憂に終わる可能性が高い。
 
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