• トップ
  • ニュース一覧
  • 【ロシアW杯南米予選】史上初の敗退を懸念する声も…王国ブラジルは「威信」を取り戻せるのか?

【ロシアW杯南米予選】史上初の敗退を懸念する声も…王国ブラジルは「威信」を取り戻せるのか?

カテゴリ:国際大会

沢田啓明

2015年10月08日

ネイマールをキャプテンに据え、さらに最終ラインを刷新。

コパ・アメリカでは精神面の未熟さを露呈したネイマール。10番のエースとして、そしてキャプテンとして、セレソンを牽引できるか。(C)Getty Images

画像を見る

 準決勝でドイツに歴史的大敗を喫した昨年の自国開催ワールドカップ終了後、闘将ドゥンガが4年ぶりに監督復帰。ブラジルは出直しを図っている。
 
 手始めにドゥンガは、若くてヤンチャなネイマールを主将に指名して暗いムードを振り払う一方で、ワールドカップで「チームリーダー失格」の烙印を押されたCBチアゴ・シウバからキャプテンマークと定位置を剥奪した。
 
 基本システムはルイス・フェリペ・スコラーリ前監督時代と同じ4-2-3-1だが、顔ぶれには小さくない変化がある。とりわけ最終ラインは、前政権下でほぼ構想外だったCBミランダをディフェンスリーダーに指名し、SBも守備を重視して1年前のワールドカップで選外だったダニーロ(右)とフィリペ・ルイス(左)を重用している。
 
 攻撃はワールドカップ当時と同じくハイプレスからのショートカウンターが最大の武器。さらに、後方からのロングボール、中盤でポゼッションして相手を崩し切る形など、オプションにも磨きを掛ける。
 
 エースはもちろんネイマール。さらにここ1年でウィリアンが主力に成長し、残るポジションをドグラス・コスタ、オスカール、ルーカス、ロベルト・フィルミーノ、フィリッペ・コウチーニョ、フッキ、カカ、ルーカス・リマらが争う。
 
 ドゥンガ就任後の強化試合は10連勝し、ワールドカップ準決勝の「1-7ショック」から立ち直りつつあった。しかし、コパ・アメリカは準々決勝でパラグアイにPK戦の末に敗戦。しかも、その前のグループリーグ・コロンビア戦後では、ネイマールが悪態によって4試合の出場停止処分(W杯南米予選の最初の2試合まで適応)を食らうなど、後味が悪かった。
【関連記事】
【ロシアW杯南米予選】ついにスタート!押さえておきたい「5つのチェックポイント」
絶体絶命の窮地に追い込まれたオランダは奇跡の逆転突破なるか?――いよいよ大詰め! EURO 2016予選プレビュー[A-D組編]
いずれも混戦模様! G組2位争いはロシア、スウェーデン、モンテネグロの三つ巴に――いよいよ大詰め! EURO 2016予選プレビュー[E-I組編]
ブラジル代表初の「背番号10&キャプテン」ネイマールは“マラドーナ”になれるのか!?
「コパ・アメリカ > ワールドカップ」 コパの魅力は3つの「面白い」――現地取材ライターが今大会を振り返りながら醍醐味をプレゼン!

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ