【舞台裏】ネイマールに見た「スーパースターの矜持」。たった1人だけ報道陣に…

カテゴリ:メガクラブ

白鳥大知(ワールドサッカーダイジェスト)

2022年07月26日

ジャパンツアー最終戦の主役になって満面の笑顔

ガンバ大阪戦で大活躍したネイマール。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 スーパースターの矜持を見た気がした。7月25日のガンバ大阪戦におけるネイマールからだ。
 
 話題沸騰だったパリ・サンジェルマンのジャパンツアーの最終戦。ブラジルの至宝が全開だった。十八番のダイブ気味のプレーで獲得したPKを自ら決め、その後もリオネル・メッシとの黄金コンビでアシストとゴールを記録して6−2の快勝の立役者に。又抜きやシザースなど魅せるトリックでも観衆を魅了した。
 
 個人的にジャパンツアー中のネイマールは、少しイライラしているように見えた。各種イベントではどこか落ち着きがなく、川崎フロンターレ、浦和レッズとの試合は本調子にほど遠い出来でゴールもアシストもなく表情も曇り気味だった。
 
 その一方で「MNMトリオ」を形成するメッシとキリアン・エムバペは、ゴールを奪ってスポットライトを浴びた。プライドが刺激されたに違いない。24日の公開トレーニング後には、主将マルキーニョスの制止を厳しい表情で振り切ってPK練習を強行。とにかくゴールを欲しがっていた。
 
 そのPKをきっちり決めたことをキッカケに一気に調子が上向き、ジャパンツアー最終戦の主役になって満面の笑顔。話が少しできすぎている気もするが、世界的ヒーローはやっぱり違う。
 
 試合後の舞台裏も印象深い。ミックスゾーン(取材エリア)にはパリSGの面々から日本最後のコメントを引き出そうと大量の報道陣が待ち構えていたが、超人軍団はなかなかロッカールームから上がってこない。ゲーム終了から1時間以上が経過してようやく断続的に出てきたが、エムバペやメッシはもちろん、マルキーニョスもセルヒオ・ラモスもジャンルイジ・ドンナルンマも、笑顔を振りまくだけで一言も残さずに移動バスに乗り込んでいった。
 
 そんな中でなんと、ネイマールだけが取材に応じる。対戦相手のガンバ大阪に関して、こんな印象を語った。
 
「とてもスタミナがあるダイナミックなチームで、僕はとても好きなスタイルです。プレスをかけてくるスタイルが気に入ったし、楽しい試合でした」
 
 正直、当たり障りのないコメントだ。周囲には「えっ、これだけ?」って空気も流れた。しかし、最終的に約2時間に渡ってミックスゾーンで今か今かと待機していた取材陣には、このワンコメントが取れただけでも待った甲斐があったというものだ。少なくとも僕はそう思った。
 
 そのプレーからも、メディア対応からも、スーパースターの矜持が滲み出ていた。
 
取材・文●白鳥大知(ワールドサッカーダイジェスト編集部)

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