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高校選抜を沈めた強烈ミドル!トップチーム鬼木監督の教えを胸に川崎U-18のレフティ川口達也が放った輝き

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2022年02月13日

FC東京下部組織から川崎U-18へ

決勝点を叩き出した川崎U-18の川口。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 NEXT GENERATION MATCHの川崎フロンターレU-18 vs.日本高校選抜の勝負を決めたのは川崎U-18のレフティ川口達也の強烈なミドルシュートだった。

 19分、ボランチの大関友翔がボールを持つと、右サイドからハーフスペースへ猛然とダッシュ。大関から柔らかいロングパスが届くと、相手DFに身体を寄せられながらもうまくハンドオフでいなしながら、そのままドリブルで中へ持ち込むと、得意の左足を一閃。ボールは矢のような弾道でゴールに突き刺さった。
 
「川口は素晴らしいスキルを持っている。ただ背後のスペースがなくなると、その持ち味がなくなってしまうので、『もっと相手にとって怖い選手になってほしい』と言い続けてきた」と長橋監督が期待を寄せていた川口のビューティフルゴールが、チームを勝利に導いた。

 川崎市出身である彼は小学校時代、さぎぬまSCでプレーしながら、FC東京アドバンスクラス深川スクールに通っていた。その流れから中学ではFC東京U-15深川でプレーをするも、川崎U-15と試合をした時にトップチームさながらのボール回しと、チャンスで一気に前に圧力をかけてくるサッカーを目の当たりにし、「大きな衝撃を受けた」と高校進学時には地元で小さい頃からずっと見てきた川崎でプレーすることを心に決めた。FC東京U-18への昇格が決まるか決まらないかはっきりとする前に彼は自ら希望を口にし、FC東京U-15深川も彼の意思を尊重してくれたことで、川崎U-18の練習に参加。見事に川崎U-18入りを勝ち取って見せた。

「フロンターレのサッカーが好きだし、そのサッカーをもっと自分で面白くできないかと思ったんです。僕の考えとして、技術のある選手は自分のテクニックに酔いしれる傾向があると思います。僕は(その傾向に陥るのではなく)、もっとゴールに絡んだり、決定的な仕事ができるようにしたいと思っています」

 昨年まではなかなか結果を出せなかったが、巧みなボールコントロールと左足のキックで攻撃のアクセントとして期待は高かった。そして最終学年、1発目の試合で彼は左足で結果を残した。
 
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