「不思議にもシャビ体制でポゼッションの精度が低下」番記者が指摘したバルサの課題とは?「デパイは存在意義をなくし…」【現地発】

カテゴリ:連載・コラム

エル・パイス紙

2022年01月20日

「D・アウベスはハイペースの試合展開についていけなかった」

スーペルコパ準決勝でアンチェロッティ(右)率いる宿敵マドリーに敗れたバルサのシャビ監督(左)。(C)Getty Images

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 レアル・マドリーとのライバル対決となったスーペルコパ準決勝の試合後だった。バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は、キング・ファハド国際スタジアムのロッカールームに入ると、延長戦の末に2-3で惜しくも敗れた選手たちを祝福した。

「みんなありがとう。誇りと勇気と困難に負けない強い気持ちを示してくれた。そんな君たちのプレーを目の当たりにして我々はクレであることをこれまで以上に誇りに思うよ」

 さらに傍らにいたシャビに「ミステル(監督)、これが我々の目指す道だよ。あとは勝利に繋げるだけだ」と言葉を掛けると、指揮官も同調した様子でうなずいた。

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 シャビは、試合の流れを読むだけでなく、的確に敗因を分析することができる監督だ。この日は試合後、相手のマドリーの素早いトランジションによるカウンターを招いたボールロストが致命傷になったことを指摘した。プレーモデルがオープンであるマドリーに対し、バルサはシャビが編み出したアイデアを具現化するための厳密さに欠け、チームとしての輪郭がぼやけている。

 この日は後半にペドリとアンス・ファティを立て続けに投入してから、試合の流れがバルサに傾き始めた。さらにガビのインテンシティ、ニコ・ゴンサレスのインテリジェンス、ロナルド・アラウホのカリスマがその勢いを後押しした。

 もっとも若手のそうした溌剌としたプレーを尻目にベテランはイレギュラーさを、外国人選手は戦術への適応不足を改めて露呈した。2019年夏に新プロジェクトの目玉として加入したフレンキー・デヨングは、このままでは影響力のない選手に成り下がる恐れがある。ルーク・デヨングが失格の烙印を押された後、ゴールを量産する中、メンフィス・デパイは存在意義が分からなくなりつつある。

 ベテラン組に目を向けると、まずダニエウ・アウベスはハイペースの試合展開についていけなかった。ジョルディ・アルバとセルヒオ・ブスケッツの状態も気がかりだ。特にブスケッツは、攻守の入れ替わりが激しい試合では以前から運動量の少なさを指摘されていたが、この日は落ち着いた時間帯でもプレーの流れに乗ることができていなかった。バルサにおける中盤の重要性を考えると、後半戦に向けて憂慮すべき事態だ。

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