大事なワールドカップ予選2試合を終えたのも束の間、冨安健洋には週末に再び重要な試合が待っている。11月20日のプレミアリーグ第12節、敵地アンフィールドでのリバプール戦だ。
英紙『Evening Standard』は16日、アーセナルに加入してから活躍している日本代表DFを取り上げ、リバプール戦という「最もタフなテスト」に臨むと報じている。
ユルゲン・クロップ監督率いるリバプールの前線には、モハメド・サラーという強敵がいる。同紙はサラーを「現在の世界最高選手」と評し、「トミヤスに厳しい試験が約束されている」と伝えた。
「だが、アーセナルで力強いスタートを切り、日本代表は自信満々にアンフィールドに行ける」
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「自信満々にアンフィールドに行ける」
実際、冨安がノースロンドンの地ですぐに活躍してきたのは周知のとおりだ。同紙は、アーセナルがこの23歳に満足しているとし、「再建の大きな役割はクラブの文化と姿勢にあるが、トミヤスはここまで理想的にフィットし、その仕事と献身ぶりでスタッフを感銘させている」と称賛した。
「ピッチ内外で騒ぎがなく、彼は寡黙かつ勤勉に、一切問題を起こさず仕事に取り組む」
記事は、冨安が幼少期に水泳をやっていたことや、ユース年代の代表で国外挑戦を決意した過去、シント=トロイデンを経て移籍したボローニャで成長を遂げたことなどを紹介。最後に、リバプール戦でも結果を出せば、さらにその立場は堅固になると報じた。
「トミヤスという星はアーセナルで高く上がり続けており、アンフィールドでも好パフォーマンスを見せれば、本当に主張できる」
アーセナルは冨安がデビューしてからリーグ戦8試合で無敗。ここ2試合で白星がない4位リバプールに2ポイント差の5位に浮上している。真価が問われる敵地での大一番で、冨安は再び好プレーを披露することができるだろうか。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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