所属クラブで安定したパフォーマンスを見せる冨安、板倉、中山の3人はA代表でも存在感
2022年カタールW杯8強の大目標を達成するためにも、若手の底上げは必須テーマ。1年延期となった東京五輪強化も本腰を入れなければいけない。新型コロナウイルスの影響で活動が休止してしまったため、東京五輪代表のここまでの歩みを忘れがちだが、1月のU-23アジア選手権(タイ)で日本はグループ最下位に沈むという屈辱を味わっている。サウジアラビア、シリア、カタールに未勝利という不甲斐ない戦いぶりには批判が高まり、森保一監督の解任論も高まった。
その後、反町康治・日本サッカー協会新技術委員長が交通整理を行ない、森保監督は本大会のみで采配。それ以外の活動は横内昭展コーチが中心となって進めていくことが決まったが、実際に選手が集まれるのは2021年3・6月と本番直前だけ。だからこそ、クラブレベルでの成長が強く求められる。国内組は12月末にサバイバル合宿を行なう方向のようだが、欧州組はそこには参加できない。よりクラブでの一挙手一投足が問われるのだ。
そこで10・11月のA代表参戦者を見てみると、冨安健洋(ボローニャ)、中山雄太(ズヴォレ)、板倉滉(フローニンゲン)の守備トリオは所属クラブでコンスタントに試合に出ていることもあって、安定感のあるパフォーマンスを披露した。吉田麻也(サンプドリア)とともにDF陣の軸を担う冨安の安定感は誰もが認めるところで、中山もボランチと左サイドバック(SB)で及第点の仕事ぶりを見せた。板倉はパナマ戦のみの出場ではあったが、1対1の守備や左足のフィード力に磨きをかけた印象だ。彼らがこの調子で前進を続けてくれれば、守りの方はある程度、計算できる状況になりそうだ。
10月のカメルーン戦でA代表デビューを飾った菅原由勢(AZ)は、今季はいまだレギュラーを掴めていないのが気がかりだが、彼はSB、CB、右MFと多彩な役割をこなせるマルチ型。中山にしてもそうだが、18人しか登録できない五輪ではポリバレントな存在が必要だ。2か月連続のA代表参戦で冨安ら同世代の面々との連係や意思疎通を図れたのもアドバンテージと言える。それを生かしてクラブで出番を勝ち得れば、本大会に大きく近づくだろう。
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