小宮良之 新着記事

「このクラブが動けば価値が上がる」セビージャの優れたスカウティング&交渉力【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 どうすれば、サッカークラブは強くなるのか? クラブとして、やるべき優先順位は明らかだろう。 クラブ補強の条件は、まずは強化が「目利き」であり、交渉に優れているという点にある。単純に、良い素材を... 続きを読む

武者修行に出た久保建英と“残った”ロドリゴの明暗――「経験」「成熟」を重視するマドリーのレンタル事情【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 サッカーは多様で、正解がないスポーツである。しかし、いくつか道しるべとなる“戒め”はあるだろう。「選手は試合を重ねることで成長する」 これは、一つの真理だろう。言うまで... 続きを読む

クライフやサッキといった名将も苦悩。どんなに理想的な戦術も“運用する”選手がいなければ…【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 戦術を決定するのは、采配を振る監督だろう。しかし戦術を運用するのは、ピッチに立つ選手である。 1980年代、一世を風靡したアリゴ・サッキ監督のACミランは、斬新な戦術を用いていた。オフサイドト... 続きを読む

攻撃側の“トロイの木馬”はサイドアタッカー。いかに真横から攻められるか【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 集団戦において、真っ向からのぶつかり合いは強い者が勝つ。それだけに、弱い者は正面から戦うのを回避し、塹壕や土塁を作って、その差を埋める。そうなると、戦力的な強者も被害が出るだけに慎重になる。結... 続きを読む

「先制」と「集中」の戦い方が天才的にうまい指揮官シメオネ【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 戦力的に劣るチームが、優れたチームと互角以上の勝負に持ち込むには、「先制」と「集中」が基本になるだろう。 日露戦争の遼陽会戦では、日本は13万の兵力で23万のロシアに挑んでいる。日本は先手を取... 続きを読む

R・マドリー対バレンシア――ハイレベルな“知略戦”の勝負を分けたのは?【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 トッププロ同士の戦いは、お互いが豊富な情報を集め、知略を尽くし、勝利をつかもうとする。戦いの基本がなければ、後れを取る。その遅れは、水準の高い勝負では致命傷になるだろう。 ラ・リーガ第29節、... 続きを読む

懲りない“悪癖”で足を引っ張ったバレンシアDF――コロナ後も求められる集中力【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 コロナ禍で中断していたラ・リーガが、3か月ぶりに再開した。 6月12日、バレンシア対レバンテのバレンシア・ダービーは、“ダービーらしく”どちらも譲らない1-1のドローで... 続きを読む

なぜ「連戦連勝」から急失速? 名将バスケスはデポルティボを残留に導けるか【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 戦国時代、山陰地方で覇を唱えた武将、尼子経久は、「剛柔虚実」を信条としていた。剛とは柔の終わり、虚は実の本質と言える。すべてはつながり、表裏一体と言ったところか。勝負ごとに準えるなら、「負けは... 続きを読む

いまや“騎兵”にも守備が求められる時代。メッシのような防御をしない選手はほぼ…【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 兵種によって、持ち場の役割は大きく変わる。例えば、軍事的に「神速を尊ぶ」騎兵は遊軍として、速度を生かし、奇襲を仕掛ける点で、本来的な強さを発揮させられる。拠点にとどまって守備をさせると、スピー... 続きを読む

攻撃的な印象のスペイン・サッカーも、戦術の基本は「まず守備から」【小宮良之の日本サッカー兵法書】

「守りの安定が、攻撃の自由を作り出す」 攻撃的な印象があるスペイン・サッカーだが、戦術的にはこれが原則である。バルセロナのようなクラブは、攻撃は防御なり、という逆転の発想で戦いの質を高めているが... 続きを読む

「ポジショナルプレー」「トランジション」…言葉に囚われれば本質を失う【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 スペインで指導者ライセンスを与えるベテランプロフェッサーが、苦言を呈していたことがあった。「最近は指導者からマスコミまで、溢れた情報に飲まれている。言葉に先走って、囚われてしまっている傾向があ... 続きを読む

アトレティコやヘタフェが示す進化した“守備戦術”【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 戦国時代の合戦はお互いが守りを固め、殺傷力を増し、その繰り返しで、最後は天下一統という形で沈静化した。経済的に恵まれた戦国大名は、攻撃の発展が顕著。動員力と火縄銃で、戦いの形そのものを変えたの... 続きを読む

ハイレベルなCLリバプール戦でアトレティコが覆した“定理”【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 兵法における勝利の基本は、「自らを優位な立場に置くこと」にある。例えば古の海戦では、遠くに飛ばせる砲弾と足の速い船で風上に立つことができたら、それは勝利も同然だった。動かしがたい事実がそこにあ... 続きを読む

なぜバルセロナはCFが育たないのか? 名手でも適応困難な特異性【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 バルセロナは、伝統的に数多くの選手を自前で育ててきた。 ジョゼップ・グアルディオラ、セルジ・バルファン、アルベルト・フェレールに始まり、シャビ、ガブリ、カルレス・プジョール、オレゲル・プレサス... 続きを読む

シティはなぜマドリーにボールを持たせたのか? 堅牢を破ったペップ戦術の極意【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 城を攻め落とすには、“付け入り”という方法がある。攻め手は門をこじ開けるため、虎口に入っていくわけだが、そこで相手が馬出し(城を守る側が、敵に反撃を与えるために作った出... 続きを読む

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