小宮良之 新着記事

プレーを流すことでプレータイムを増やすという安易な発想はすぐに止めるべき。欧州でも…【コラム】

 今シーズン、Jリーグはアクチュアルプレーイングタイムを増やす試みをしている。止まった時間を減らし、疾走感やスペクタクルを高める。それが狙いだ。 欧州トップレベルのゲームと比べて、Jリーグは単純... 続きを読む

長谷部誠が示した“戦う”の極意。「走っている=戦っている」ではない【コラム】

 「戦う」 それはサッカー界では、今や一つの定理のように語られるようになっている。 ピッチで戦う姿勢を示す、それは例えば、球際で負けず、惜しまずに走り、体を投げ出すようにボールに食らいつくことに... 続きを読む

日本代表はなぜバーレーンに苦戦したのか。墓穴を掘った3バック+WB、守田と上田は招集を見送るべきだった【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 昨年9月、バーレーンは本拠地で日本と対戦し、0-5と大敗を喫している。前半こそ拮抗した勝負に持ち込んだが、最後は圧倒的な戦力差になす術がなかった。技術差の中で体力を削られ、後半早々の2失点目で... 続きを読む

名将ペップでも排除できなかった“選手の緩み” 苦戦は驚きではない【コラム】

 プレミアリーグ王者、マンチェスター・シティが不調に喘いでいる。 その現状を、ジョゼップ・グアルディオラ監督がどのように捉えているのか、本当のところはなかなかわからない。司令塔であるMFロドリの... 続きを読む

戦術家ではない。巨大戦力を巧みに操る名将アンチェロッティの慧眼【コラム】

「大軍に兵略なし」 それは兵法における基本の一つである。 大軍はそれだけで相手を圧倒し、戦局を有利に運べる。寡兵では後手に回らざるを得ない。損耗したところ、勝負の一手を投入できる。 サッカーでも... 続きを読む

「なぜCKの守備でペナルティアークに人を置かないのか?」スペイン人指導者が指摘するJリーグとラ・リーガの“違い”【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 スペイン人指導者とJリーグの試合映像をスカウティングした時、しばしば指摘される箇所がある。 「コーナーキックの守りで、なぜ守備側はペナルティアークに人を置かないのか?これは失点も同然だ!」  その... 続きを読む

格上の敵をどう倒すか? あまりに甘い目論見でバルサに惨敗したバレンシア【コラム】

 力の劣るチームが格上の敵をどう倒すか? それは、サッカーの醍醐味の一つと言えるだろう。「柔よく剛を制す」「大番狂わせ」「アップセット」「金星」 大衆はそういう見出しが嫌いではない。そこに「物語... 続きを読む

ベリンガムになる必要はない。爆発的な強さや高さがなくても世界で通用する“日本人の武器”【コラム】

 いつか日本サッカーでも、レアル・マドリーのイングランド代表MFジュード・ベリンガムのような選手が生み出されるかもしれない。大きな体躯で、長い手足を使い、パワーも、スピードにも優れたオールラウン... 続きを読む

かつてホームで無敵を誇ったバレンシアはなぜ衰退したのか。降格危機にある名門の“最後の砦”【コラム】

 ラ・リーガ第20節。バレンシアは、久保建英を擁するレアル・ソシエダを1-0と下し、最下位から脱出している。劣勢の展開だったが、虎の子の1点を守り切った。 この試合、際だったのはキャプテンマーク... 続きを読む

「名将」の条件とは何か。マドリー指揮官アンチェロッティは “化学反応”を起こすスペシャリスト【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 どんな分野であれ、「名将」と崇められるようなリーダーは、周りを魅了する人間性を持っている。 例えば、それは大らかで、ウィットに富んでいて、人情味があるかもしれない。一見するとネガティブなキャラ... 続きを読む

「最も下部組織出身者の占める割合が高いクラブ」久保所属ソシエダの“流儀”。いかにしてビッグクラブに立ち向かってきたのか【コラム】

 スペイン、ラ・リーガの名門レアル・ソシエダ(以下ラ・レアル)は、日本代表アタッカーである久保建英の活躍が目立つが、欧州主要リーグの1部クラブの中で「最も下部組織出身者が占める割合が高いクラブ」... 続きを読む

「非ポゼッション」から変貌したアトレティコに漂う進撃の予感【コラム】

 ディエゴ・シメオネ監督が率いたチームはかつて、そうしたごつごつとした言葉で語られることが多かった。「ポゼッションには意味がない」 シメオネ自身、そううそぶくところもあった。単純に言えば、スペク... 続きを読む

「インテンシティが高いチーム、選手」とは何なのか。見苦しいファウルを賛美するなどあり得ない【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 インテンシティのあるチーム、もしくはインテンシティのある選手の基準はどこにあるのだろうか?「選手なら、誰でも走ることができる。必要とされるのは強い意志であり、欲求であり、欲望である」 そう語っ... 続きを読む

「足をへし折れ!」無残に骨を折られたマラドーナ。当時のサッカーではヴィニシウスは生き残れなかったはず【コラム】

 1983年9月、カンプ・ノウでの出来事だ。  当時、バルセロナに所属していたアルゼンチン人FWディエゴ・アルマンド・マラドーナは、アスレティック・ビルバオのスペイン人DFアンドニ・ゴイコエチェア... 続きを読む

マドリー指揮官アンチェロッティの神がかり的な人心掌握力。スターを腐らせず、若手も台頭させる並外れたマネジメントの“極意”【コラム】

 今シーズン、スペイン王者、欧州王者であるレアル・マドリードは、不安定なスタートを切った。FCバルセロナ、ACミランに連敗。キリアン・エムバペが思った以上のプレーができず、批判が集まった。ライバ... 続きを読む

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