【川崎】初優勝への確かな確信と予兆――中村憲剛がFC東京戦後に10分超の激白

カテゴリ:Jリーグ

2016年07月24日

「すごくやりやすい。実は今、一番欠けて困るのは……」

中村が「欠けて困る」と語るのがE・ネット(21番)。的確にパスを散らしつつ、守備でも存在感を放つ。 写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 分析力に長ける中村が、「今、一番欠けて困るかもしれない選手」として挙げたのは、大久保嘉人や小林悠、大島僚太ではなく、ブラジル人ボランチのエドゥアルド・ネットだった。
 
「すごくやりやすい。僚太もすごくやりやすいんじゃないかな思う。実は今、一番欠けて困るのはネットかもしれない」
 
 川崎戦でE・ネットと2ボランチを形成し、やりやすさを感じたという。「俺と僚太は、どっちかが欠けても、どっちかが(補うことが)できる。ただネットの役割は、ちょっと俺らにはできない。カウンターも潰せるし、ボールを運べるし、強い」
 
 加入当初のE・ネットは、川崎のスタイルになかなか適応できずにいたが、いまや鋭い縦パスを通す回数が増え、「ちょっとタメすぎる時はあったけど、そこもだいぶ良くなってシンプルにできるようになってきた」(中村)と、コンダクターの役割を担う。
 
「頭から90分(ボランチで)一緒にやったのは初めてだったけど、すごい良い選手だった。知らなかった(笑)。頭が良いんだろうね。自分の特長とチームのやるべきことを、自分の中で消化して武器になっている。あれは僚太もやりやすいだろうな」
 
 E・ネットのフィットもあり、大島不在のダメージは最小限に止まっている。また、チームのスタイルが洗練され、迷いも一切感じられない。FC東京戦について、中村は「真ん中から行けていて、相手も慌てていた」と振り返る。
 
「(中央でボールを失っても)みんなでガーッと取りに行くし、抜かれたらリトリートすればいい。そこのメリハリは、チームとしてだいぶ整理されてきた。俺が声を掛けなくても、みんながババって行っちゃうか、逆に俺が遅れちゃうみたいな」
 
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