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【英国人記者の目】「ミナミノよ、わがままであれ」サウサンプトンで良いスタートを切った南野拓実が、新天地で心がけるべきこととは?

カテゴリ:海外日本人

スティーブ・マッケンジー

2021年02月10日

レンタル加入であるからこその「立場」も活かすべき

2点目を奪うことはできなかったが、軽快な動きを見せていた南野。 (C)Getty Images

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 考えてみるに、セインツで南野の加入を最も喜んだ選手がいるとしたら、イングランド代表MFジェームズ・ウォード=ブラウズだろう。心強い味方を得たと安堵しているに違いない。

 試合中に何度も、南野がエリア付近で激しいチャージを受ける場面があった。今後の試合で同じような場所でファウルをもらうことができれば、ブラウズが得意とするFKで得点するチャンスが増える。もし背番号19が獲得したFKで得点が入ったら、南野にはアシストを付けるべきだと、今のうちにアピールしておこう。

 試合としては、サウサンプトンはニューカッスルに敗れた。週の初めにマンチェスター・ユナイテッドに9失点して敗れた流れを考えると、いい結果ではない。

 けれど、この先にサウサンプトンで何が起ころうとも、それはレンタルで加入した南野にとって、ある意味では関係のないことだ。彼は、彼自身のためにここでプレーすればいい。

 そう。南野は、わがままだろうが自分勝手だろうが、まずは己の力を発揮することを第一に考えるべきだ。そうして得たものこそ、リバプールでベンチに座り続けることを選んだ未来よりも、よっぽど“良い”未来への手がかりになる。
 

【動画】南野拓実、新天地デビュー戦でゴール! サウサンプトン対ニューカッスル戦のハイライトはこちら
 
文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)

スティーブ・マッケンジー (STEVE MACKENZIE)
profile/1968年6月7日にロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでのプレー経験があり、とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からサポーターになった。また、スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国の大学で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝に輝く。
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