大逆転劇の鍵は「12番目の選手たち」。浦和サポーター有志が敗れた柏戦後にとった行動とは?

カテゴリ:連載・コラム

熊崎敬

2017年09月14日

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【蹴球日本を考える】ACL浦和勝利のポイントはどこにあったのか?

浦和の勝利が決まった瞬間、埼玉スタジアムは満員には程遠い2万6000人にもかかわらず、地鳴りのような大歓声が響き渡った。(C) SOCCER DIGEST

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[ACL準々決勝2ndレグ]浦和 4-1 川崎/9月13日/埼玉 

 浦和にとってはホームで2-0が最低条件だったのだから、奇跡と呼ぶのは大げさだろう。川崎側から見れば、ほとんど自滅。車屋が無意味な行為で退場し、鬼木監督も采配によって選手を助けることができなかった。
 
【ACL準々決勝PHOTO】歓喜に沸いた埼スタ! 浦和の逆転劇をオリジナル写真で!!

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 ……という見方は成り立つが、浦和にとって胸のすくような夜となったことは間違いない。
 
 勝利の立役者は何人もいるが、あえて堀監督を挙げたい。
 
 63分にはマウリシオに代えてズラタンを投入。前線の駒を増やし、高さを加えた。そして70分にCKからズラタンのヘッドが決まる。
 
 75分には矢島に代えて駒井を投入。サイドにドリブラーを配置したことで、ラファエル・シルバがペナルティエリア内で働けるようになった。そして84分、駒井、柏木が右サイドを崩したところから、ラファエル・シルバのゴールが決まる。
 
 勝負どころの2ゴールは、堀監督が描いた通りの形から生まれ、この流れから高木の目の覚めるような逆転弾が決まる。ネットが揺れた瞬間、私は正直、絶句してしまった。
 
 今季、中盤戦から一気に失速した浦和にとって、この勝利はサポーターの信頼と期待をつなぎとめるものになった。
 
 プロのサッカーチームにとって、いい試合とはなにか。

 人によって答えは違うと思うが、私は観衆が「あれ見た?」と誰かに言いたくなるゲーム、プレーを見せることだと考えている。
 
 これはサッカーやスポーツに限ったことではない。
 料理だったら、「あれ食べた?」
 本だったら、「あれ読んだ?」
 映画だったら、「あれ見た?」
 誰かに言いたくなるということは、お客さんが満足したということ。満足して、しかも誰かに自慢したくなるということ。この夜の埼スタの試合は、間違いなく「あれ見た?」と誰かに言いたくなるゲームだった。

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