「散々だった」コンテ・チェルシーの夏。トップターゲットを獲れず、クアドラードに逃げられ、セスクが売れず…

カテゴリ:移籍情報

ジャンルカ・ディ・マルツィオ

2016年09月28日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

リクエストした選手を主に値段の問題で逃した。

EURO2016をもってイタリア代表監督の座を退任し、チェルシーの新指揮官に就いたコンテ。しかし、メルカートでは苦戦続きだった。(C)Getty Images

画像を見る

 移籍期限ギリギリにパリSGから買い戻したダビド・ルイスを含めて、今夏の移籍市場で5人の新戦力を獲得したチェルシー。興味深いのは、そのいずれも新監督のアントニオ・コンテが希望した補強ではなかったという事実だ。彼がクラブにリクエストした新戦力の獲得は、どれも実現しなかったのである。
 
 D・ルイスもエヌゴロ・カンテ(レスターから)も、そしてミチ・バチュアイ(マルセイユから)もマルコス・アロンソ(フィオレンティーナ)も、コンテの希望リストにはなかった名前。もちろん、クラブは指揮官の要請に応じて獲得交渉を進めた。だが、いずれも条件面で折り合いがつかなかったのだ。
 
 コンテが中盤に最も欲しがっていたのはラジャ・ナインゴラン。チェルシーはローマとも選手サイド(代理人)とも接触し、4000万ユーロ(約48億円)近い好条件を提示した。対するローマは4500万ユーロ(約54億円)という値札から譲る姿勢をまったく見せなかった。
 
 以前のチェルシーなら、こういう状況になれば先方の言い値に応じて交渉をまとめたものだ。それが近年は、そう簡単に財布を開かなくなっている。
 
 前線のトップターゲットだったアルバロ・モラタも、6000万ユーロ(約72億円)のオファーをレアル・マドリーに拒否されて交渉が決裂。第2ターゲットのロメル・ルカクにも同じ金額をオファーしたもののエバートンに突き返され、獲得できなかった。
 
 CBも同じだ。コンテのファーストチョイスはカリドゥ・クリバリ。ナポリに対して4000万ユーロを上回るオファーを送りながら、これも拒否される。次善のコンスタンティノス・マノラスは、ローマが交渉のテーブルに着こうとすらしなかった。
 
 そもそも実は、コンテは同じローマのアントニオ・リュディガーを第一候補に挙げていたのだが、EURO2016開幕前に膝の怪我で長期離脱したためターゲット変更を余儀なくされたという経緯がある。
 
 コンテがリストアップした次の名前がアレッシオ・ロマニョーリで、チェルシーはミランに対して3500万ユーロ(約42億円)+ボーナスをオファーした。ミランの総帥シルビオ・ベルルスコーニとアドリアーノ・ガッリアーニ副会長はこれを表向き否定しながら、実際には受け入れる決断を下した。
 
 ここで拒否権を発動したのが、ミラン経営権の買い取りが内定している中国資本だった。将来チームの看板となりうる21歳の優秀なイタリア人CBを手放すというのは、彼らには受容しがたい決断だったのだ。
【関連記事】
美女揃いのサッカー選手パートナーで多いのは芸能人、メディア関係者、一般人のどれ?
レンタル移籍を繰り返す逸材が、チェルシー敗北後に“皮肉いいね!”で無言のメッセージ
欧州蹴球4コマ漫画「GOOD TIMES BAD TIMES」Vol.8:チェルシーを撃破したアーセナルの「隠れた殊勲者」
ペップ・マンCが破竹の10連勝! 早くもアーセナル以来の「無敗優勝」を期待する声も
【CLドルトムント対R・マドリー|採点&寸評】C・ロナウドとシュールレの決定力が際立つ!

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト サッカーダイジェスト1月25日号
    1月11日発売
    J1&J2全40クラブの
    補強達成度&移籍相関図
    セレッソ優勝ポスターも!
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ワールドサッカーダイジェスト
    1月18日発売
    創刊500号記念
    MESSIとRONALDOの10年
    最高峰に君臨しつづける
    2大クラックのライバル史
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェスト Vol.23
    1月12日発売
    第96回高校選手権
    決戦速報号
    前橋育英が初優勝!
    全47試合を完全網羅
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ

pixel?mid=00846a63b4c111422a673dd1fbdd898d24