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「散々だった」コンテ・チェルシーの夏。トップターゲットを獲れず、クアドラードに逃げられ、セスクが売れず…

カテゴリ:移籍情報

ジャンルカ・ディ・マルツィオ

2016年09月28日

コンテはセスク放出を容認していた。

クアドラードを極めて高く評価するコンテは、チームに残そうとしたが、結局は「家庭の事情」で手放さざるをえなかった。(C)Getty Images

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 クアドラードをユーベに戻すことにも当初、コンテは反対していた。戦力として極めて高く評価していたうえ、さらに2年前にケンカ別れに近い形でユーベを去ったという経緯もあるし、今夏も心証を害していたからだ。
 
 ユーベがチェルシー側に打診をせず、ネマニャ・マティッチなどにアプローチしているその事実に、コンテは不快感を抱いていたのだ。ジュゼッペ・マロッタGDとファビオ・パラティチSDはマティッチの代理人と複数回会談を持ちながら、チェルシーには電話一本すら入れてこなかった。
 
 クアドラード再獲得に関しても、コンテ自身はユーベからまったく接触を受けていない。ただ、この件でコンテの拒否権が機能しなかったのは、クアドラード自身が「家庭の事情からどうしてもイタリアに戻りたい」と懇願したから。ロンドンでの生活に適応できない母親の体調が優れず、イタリアに戻りたがっていたのだ。
 
 もっとも、コンテが抵抗したために、500万ユーロ(約6億円)でオプションなしの1年レンタルという条件で進んでいた交渉は、最終的には一定の出場試合数を越えた場合には2500万ユーロ(約30億円)で買い取り義務が発生するというオプションをユーベが飲まざるをえなくなっている。
 
 またチェルシーはメルカートの終盤、インテルとの間でセスク・ファブレガスとマルセロ・ブロゾビッチの交換にも動いた。コンテはセスクを評価しておらず、放出を容認していたのだ。
 
 これが成立しなかったのは、800万ユーロ(約9億6000万円)というセスクの高額年俸
がネックになったため。インテルの新オーナーである蘇寧グループは資金力があるとはいえ、それでもクラブの経営規模から見てこの金額は法外だ。交渉がそこから先に進むことはなかった。
 
 セスクに関しては、期限最終日まで残り2~3日になったところで、同じく中国資本に買収される見込みのミランが獲得に動いたが、こちらも年俸がネックになってすぐに頓挫した。
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