鹿島のDNAを感じさせる、高度なフリーランとテクニック、さらに気迫の“合わせ技”からゴールを決める。
[J1第2ステージ5節]鹿島アントラーズ 1-2 浦和レッズ/7月23日/県立カシマサッカースタジアム
鹿島の土居聖真が浦和戦で、自身最多タイのリーグ8ゴール目を決めた。
トニーニョ・セレーゾ体制下の14年に8点目を決めたのは、シーズン終盤に差し掛かった27節のG大阪戦(鹿島は2-3で敗れる)だった。今季は22試合目での到達で、鹿島ユース出身者では野沢拓也(現・仙台)が05年に10得点を記録して以来となる、ふた桁ゴールも視野に捉える。むしろ、鹿島が年間優勝を果たすためには、「“野沢越え”=ユース出身者最多得点」はノルマになってくるか。
浦和戦の一撃は、まさに土居らしく、鹿島のアタッカーらしい形から決めたものだった。左サイドを金崎との連係から打開したSB山本脩斗が、対峙した梅崎司からプレッシャーを受ける前の早い段階で、グラウンダーのクロスを放つ。
バイタルエリア付近にいた土居は、一瞬スピードを落としたあと、すぐさま加速。浦和のDF森脇良太、槙野智章の視界の外からゴール前へ飛び込み、スライディングをしながら軽くクロスに触れて軌道を変えた。そしてボールはゴールネットを揺らし、日本代表GK西川周作の牙城を攻略した。鹿島のDNAを感じさせる、高度なフリーランとテクニック、さらに気迫の“合わせ技”から決めた得点だった。
しかしその後1-2と逆転を許してしまい、土居もゴール前でなかなか存在感を発揮できなくなっていった。シュートは計3本のみ。プライドを懸けたホームでの一戦で、痛恨の1敗を喫してしまった。
試合後、落胆の色を隠せない土居は、「先制しただけに、もったいないなかった」と唇を噛み締めた。
一方、得点シーンについて、「顔を上げたらフリーで、スペースが空いていた。あまり中に入り過ぎないようには心掛けた。飛び込んでいったあとは、ボールしか見ず、タイミングを合わせることしか考えていなかった」と、スペースに飛び込んだあとは一心不乱だったことを明かした。
小笠原満男との対決に「勝てると思った」。日本代表にも選ばれた“第3の男”を、浦和はどう生かす?
鹿島の土居聖真が浦和戦で、自身最多タイのリーグ8ゴール目を決めた。
トニーニョ・セレーゾ体制下の14年に8点目を決めたのは、シーズン終盤に差し掛かった27節のG大阪戦(鹿島は2-3で敗れる)だった。今季は22試合目での到達で、鹿島ユース出身者では野沢拓也(現・仙台)が05年に10得点を記録して以来となる、ふた桁ゴールも視野に捉える。むしろ、鹿島が年間優勝を果たすためには、「“野沢越え”=ユース出身者最多得点」はノルマになってくるか。
浦和戦の一撃は、まさに土居らしく、鹿島のアタッカーらしい形から決めたものだった。左サイドを金崎との連係から打開したSB山本脩斗が、対峙した梅崎司からプレッシャーを受ける前の早い段階で、グラウンダーのクロスを放つ。
バイタルエリア付近にいた土居は、一瞬スピードを落としたあと、すぐさま加速。浦和のDF森脇良太、槙野智章の視界の外からゴール前へ飛び込み、スライディングをしながら軽くクロスに触れて軌道を変えた。そしてボールはゴールネットを揺らし、日本代表GK西川周作の牙城を攻略した。鹿島のDNAを感じさせる、高度なフリーランとテクニック、さらに気迫の“合わせ技”から決めた得点だった。
しかしその後1-2と逆転を許してしまい、土居もゴール前でなかなか存在感を発揮できなくなっていった。シュートは計3本のみ。プライドを懸けたホームでの一戦で、痛恨の1敗を喫してしまった。
試合後、落胆の色を隠せない土居は、「先制しただけに、もったいないなかった」と唇を噛み締めた。
一方、得点シーンについて、「顔を上げたらフリーで、スペースが空いていた。あまり中に入り過ぎないようには心掛けた。飛び込んでいったあとは、ボールしか見ず、タイミングを合わせることしか考えていなかった」と、スペースに飛び込んだあとは一心不乱だったことを明かした。
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