パリ・サンジェルマンが来シーズンに向けて、強化ポイントのひとつである中盤のアンカーに、インテルのクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチをリストアップしたようだ。
現地時間5月22日、イタリア紙『Gazzetta dello sport』は、昨夏にレアンドロ・パレデスとのトレードを提案するも交渉がまとまらなかったパリSGが、ブロゾビッチ獲得へ向けて、今度は移籍金を支払う可能性があると報じた。
今シーズンのインテルは、11シーズンぶりとなるセリエA制覇を果たすも、オーナーである蘇寧グループの経営悪化で財政難に陥っている。
「パリSGは移籍金を支払う可能性がある」と報道
今月20日、アメリカの投資ファンド『オークツリー』から2億7500万ユーロ(約343億7500万円)の融資が決まり、資金繰りの目途が立ったものの、インテル経営陣はさらに15~20パーセントの経費削減を考えているという。
そこに目を付けたパリSGは、クラブとの現行契約が22年6月で満了となるブロゾビッチを獲得するために、トレードではなくキャッシュで現金を確保したいインテル側と交渉を再開させたい意向のようだ。
移籍が実現すれば、パリSGは中盤の強化、インテルは資金の確保と双方にとって“ウィンウィン”となるだけに今後の展開に注目が集まる。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部