転機はドルトムントのスイスキャンプ。「そのイベントの後、みんなが話しかけてくれたんです。『お前がゴールを決めたら、一緒にカンナムスタイルを踊ろうぜ』って(笑)」。
ドルトムントからC大阪に2年ぶりに復帰した丸岡は、“価値ある経験”を持ち帰ってきた。
ドイツに渡ってから約9か月後、彼は18歳の若さでチャンスを掴み、ドルトムントでリーグ戦デビューを果たしている。ドイツ語はまだ拙かったが、言葉だけではないコミュニケーション方法で、チームメイトの心を“鷲掴み”にしたという。
デビューまでの日々と海外での“コミュニケーション方法”について、リオ五輪世代注目のアタッカーは次のように語った。
――2014年9月21日、ドルトムントに在籍していた丸岡選手は、日本人最年少の18歳にして、4節・マインツ戦でトップデビューを果たしました。その時は思わぬ形でチャンスが巡ってきたそうですが?
「シーズン前、トップチームはスイスキャンプ中で、僕のいたセカンドチームはシーズンが始まっていました(当時、ドルトムントU-23は3部リーグに所属)。ただその時、セカンドチームの控え選手の一部が、トップのキャンプに帯同することになり、僕も呼ばれたんです」
――そこで必死のアピールをしたと?
「トレーニングからアピールして、練習試合で90分間フル出場すると、プレーを評価してくれたんです。当時はあまりドイツ語を話せなかったので、どんどん輪に入ってコミュニケーションをとることを、とにかく意識しました。するとそのキャンプ後、セカンドチームでもスタメンで出られるようになったんです」
――周囲とコミュニケーションをとる上で、なにか工夫などされたのですか。
「イジられキャラになるというか、クロップ監督からなにかイジられたら、すかさずリアクションをとるようにしていました。あとはスイスのキャンプで、毎年、新加入選手が一発芸をすることになっていたんです。
インモービレ(現セビージャ)はイタリアの歌を唄い、アドリアン(ラモス)はコロンビアのダンスを踊り、僕はなぜか、みんなから『カンナムスタイルを踊れ!』と言われたんです。しかも韓国人のチ・ドンウォン(現アウクスブルク)がいるのにですよ(笑)」
――チ・ドンウォンも新加入選手でしたが?
「はい。そしたら、ドンウォンは『俺、無理』と拒否したんです。『ならば僕が、ひとりで行きます!』とスクリーンに移ったカンナムスタイルの映像に合わせて踊ったら、もうみんな大爆笑で(笑)。人生のなかで、最も多くの人を笑わせた瞬間かもしれませんでした。そのイベントの効果は結構大きくて、それからみんなが話しかけてくれたんです。『おまえがゴールを決めたら、一緒にカンナムスタイルを踊ろうぜ』って(笑)」
ドイツに渡ってから約9か月後、彼は18歳の若さでチャンスを掴み、ドルトムントでリーグ戦デビューを果たしている。ドイツ語はまだ拙かったが、言葉だけではないコミュニケーション方法で、チームメイトの心を“鷲掴み”にしたという。
デビューまでの日々と海外での“コミュニケーション方法”について、リオ五輪世代注目のアタッカーは次のように語った。
――2014年9月21日、ドルトムントに在籍していた丸岡選手は、日本人最年少の18歳にして、4節・マインツ戦でトップデビューを果たしました。その時は思わぬ形でチャンスが巡ってきたそうですが?
「シーズン前、トップチームはスイスキャンプ中で、僕のいたセカンドチームはシーズンが始まっていました(当時、ドルトムントU-23は3部リーグに所属)。ただその時、セカンドチームの控え選手の一部が、トップのキャンプに帯同することになり、僕も呼ばれたんです」
――そこで必死のアピールをしたと?
「トレーニングからアピールして、練習試合で90分間フル出場すると、プレーを評価してくれたんです。当時はあまりドイツ語を話せなかったので、どんどん輪に入ってコミュニケーションをとることを、とにかく意識しました。するとそのキャンプ後、セカンドチームでもスタメンで出られるようになったんです」
――周囲とコミュニケーションをとる上で、なにか工夫などされたのですか。
「イジられキャラになるというか、クロップ監督からなにかイジられたら、すかさずリアクションをとるようにしていました。あとはスイスのキャンプで、毎年、新加入選手が一発芸をすることになっていたんです。
インモービレ(現セビージャ)はイタリアの歌を唄い、アドリアン(ラモス)はコロンビアのダンスを踊り、僕はなぜか、みんなから『カンナムスタイルを踊れ!』と言われたんです。しかも韓国人のチ・ドンウォン(現アウクスブルク)がいるのにですよ(笑)」
――チ・ドンウォンも新加入選手でしたが?
「はい。そしたら、ドンウォンは『俺、無理』と拒否したんです。『ならば僕が、ひとりで行きます!』とスクリーンに移ったカンナムスタイルの映像に合わせて踊ったら、もうみんな大爆笑で(笑)。人生のなかで、最も多くの人を笑わせた瞬間かもしれませんでした。そのイベントの効果は結構大きくて、それからみんなが話しかけてくれたんです。『おまえがゴールを決めたら、一緒にカンナムスタイルを踊ろうぜ』って(笑)」