W杯日本代表23名の近況レポート

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2014年05月12日

不調が囁かれる柿谷だが、得点力低下は戦術上の問題。

Jリーグでは1得点と振るわないものの、ACLでは4得点をマークする柿谷。ゴール以外の面でも貢献度は高い。 (C) SOCCER DIGEST

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清武弘嗣(ニュルンベルク/ドイツ)
今シーズン成績(ブンデスリーガ):33試合・3得点
降格圏に喘ぐチームでこれといった仕事ができず、戦犯扱いされた。33節のハノーファー戦では、『キッカー』誌の採点が6(最高点が1)。チームで最低の評価だった。元会長からも「1年半もチームにいるのに一言もドイツ語を話せない」と手厳しい声が上がった。もっとも、コンディション自体はまずまずで、プレーのクオリティーも一定の水準に達していた。ボールが集まれば、もっと得点に絡めたはずだ。
 
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柿谷曜一朗(C大阪)
今シーズン成績(J1):12試合・1得点
リーグでわずか1ゴールと不調が囁かれるが、ACLでは7試合・4得点と結果を出している。コンディション自体は悪くないが、新加入のフォルランのサポート役に徹している感が強く、積極性に欠ける印象だ。ショートパスを主体とする戦術上、裏に抜ける持ち味を殺されているのも得点力低下の原因だろう。ただし代表で求められるのも、得点以上に2列目を活かす役割のため、ボールを収める技術さえブレなければ、さほど心配はいらない。
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齋藤 学(横浜)
今シーズン成績(J1):11試合・1得点
ここまでリーグでは、わずか1ゴールのみで、ベンチスタートの試合もあるなど、低迷するチームのなかで、自身のパフォーマンスも本来の状態とは言い難い。長時間移動の多いACLとの連戦による疲れもあるせいか、キレを欠くシーンも散見。とはいえ、時折見せる局面の打開力や、仕掛けへの高い意識が効果的なアクセントになっているのは事実。コンディションが万全ならば、ワールドカップの舞台でも輝きを放つだけのポテンシャルは間違いなくある。
 
 
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大迫勇也(1860ミュンヘン/ドイツ)
今シーズン成績(ブンデスリーガ2部):15試合・6得点
海外初挑戦、シーズン途中の移籍ながら、15試合・6ゴールは立派な成績と言っていいだろう。1部昇格は果たせなかったが、チームへの貢献度は高かった。6試合で4ゴールと好スタートを切った後、監督交代などの混乱もあって6試合不発と苦しみながら、ラスト3試合で2ゴールと復調してシーズンを終えた。フィニッシュの精度を高め、バリエーションを増やすなど、ドイツで確かな成長を遂げており、本大会での活躍にも期待が持てる。
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