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「日本のサポーターは信じられない!」モナコ公室関係者のデュクリュエ氏は、なぜJリーグの虜になったのか【2021総集編】

カテゴリ:ワールド

フランソワ・ヴェルドネ(フランス『L’EQUIPE』紙記者)

2021年12月12日

「15歳のタケ・クボを見て驚いた」

2020年12月には、アルベール大公の代理として、クリスチアーノ・ロナウドにゴールデンフット賞を授与した。

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――南野拓実の話も出ましたが、久保建英もいますね。彼らを知っていますか?

「もちろんよく知っている。当然だよ。タケ・クボはFC東京のU-23チームの試合で見た。J3時代。彼はまだたった15歳だった! U-23に15歳だよ。そんな年齢差にもかかわらず、彼はすでに驚愕の存在だったね。超がつくほどインテリジェントな選手で、非常に俊敏、ボールをもてば巧み。凄い嗅覚と非常にいいクイックネスを備えている。

 南野拓実の方は実際に会ったことがあるよ。モナコにトライアルに来たんだ。そのとき初めて会った。まだかなり若かったね。私もかなり若かったけど(笑)! 私は『だいぶ恥ずかしがり屋な少年だな』と思ったかな。いまの彼がどうなったかを見ると、凄すぎて信じられないよ!

 当時のリクルーティング部門責任者は、私が日本人選手に興味をもっていることを知っていたので、それで南野を紹介してくれたんだ。トライアルの後、彼は日本に帰国して、セレッソ大阪で頭角を現した。以降のストーリーはご承知の通り……。私がリクルーティング部門に関わっていたころは、何度もこの2人を『モナコに呼ぼう』と提案したんだよ。でも残念ながら、一度も彼らを獲得しなかった。私にとってはいまも後悔になっている」
 
――最後に日本代表について。日本代表は常にヨーロッパ・フットボールの水準に到達しようとトライしていますね。あなたの目からみて、日本代表がさらに成長するカギは何でしょうか。

「日本のフットボールはいいルートを歩んでいると思う。彼らには彼らだけがもつ特有のプレースタイルがあって、しかもヨーロッパのビッグリーグでプレーする選手が日本代表にどれだけいるかを数えるにつけ、日本は常に進歩し続けていると言っていい。

 今後のカギは、独自のフットボール・カルチャーをしっかりキープして、みんな一緒に学び続けながらも、同時に、アンドレス・イニエスタのような選手が日本に来るようになっているから、そうした外国人ビッグプレーヤーからも大いに学ぶことだと思う」

取材・文●フランソワ・ヴェルドネ(『L'equipe』紙記者)
翻訳&コーディネート●結城麻里
 
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