怒りを露わにして客席に詰め寄る
今年も残すところあと数週間。本稿では、2021年のサッカー界における名場面を『サッカーダイジェストWeb』のヒット記事で振り返る。今回はカタール・ワールドカップのアジア最終予選、サウジアラビア戦後の吉田麻也と敵国サポーターの行動をピックアップ。やがて日本に向けたムーブメントはサウジ中に広がり……。
記事初掲載:2021年10月8日
――◆――◆――
日本代表のキャプテンが怒りを露わにしたのが、0-1で敗れた試合後のインタビューの時だった。
フラッシュインタビューを受けるため、マイクの前に立った吉田麻也は、スタンドの敵国ファンから野次を飛ばされる。そして突然、指を差しながら客席に詰め寄って激怒。日本のスタッフに止められ、インタビュースペースへと戻っていった。
試合後のオンライン取材で、吉田は「差別的なジャスチャーがあったので、一回はっきり言った」と説明。次のように続けている。
「もちろん彼ら(サウジアラビア)は、耐え忍んでひとつのチャンスをものにして勝ったので勝利に値するし、それは素晴らしいことだと思う。ただ、受け入れられないものは受け入れられない。前回の予選のときもそうだったので、ちょっと許しがたいなと思った。僕らは前回のホームの予選でも、決してリスペクトを欠いたことはないし、日本のファンも同じくリスペクトを欠いた行為はなかったと思うので、今回は非常に残念です」
こうした主将の思いは、相手のファンにも伝わったようだ。現地メディア『Al Hurra』 は、ツイッター上で「#サウジアラビアのファンは日本に謝罪します」という日本語のハッシュタグを付けた、謝罪キャンペーンが行なわれていると報じている。
【画像】サウジ国民も怒り!「#サウジアラビアのファンは日本に謝罪します」のハッシュタグが付いた実際の投稿
記事初掲載:2021年10月8日
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日本代表のキャプテンが怒りを露わにしたのが、0-1で敗れた試合後のインタビューの時だった。
フラッシュインタビューを受けるため、マイクの前に立った吉田麻也は、スタンドの敵国ファンから野次を飛ばされる。そして突然、指を差しながら客席に詰め寄って激怒。日本のスタッフに止められ、インタビュースペースへと戻っていった。
試合後のオンライン取材で、吉田は「差別的なジャスチャーがあったので、一回はっきり言った」と説明。次のように続けている。
「もちろん彼ら(サウジアラビア)は、耐え忍んでひとつのチャンスをものにして勝ったので勝利に値するし、それは素晴らしいことだと思う。ただ、受け入れられないものは受け入れられない。前回の予選のときもそうだったので、ちょっと許しがたいなと思った。僕らは前回のホームの予選でも、決してリスペクトを欠いたことはないし、日本のファンも同じくリスペクトを欠いた行為はなかったと思うので、今回は非常に残念です」
こうした主将の思いは、相手のファンにも伝わったようだ。現地メディア『Al Hurra』 は、ツイッター上で「#サウジアラビアのファンは日本に謝罪します」という日本語のハッシュタグを付けた、謝罪キャンペーンが行なわれていると報じている。
【画像】サウジ国民も怒り!「#サウジアラビアのファンは日本に謝罪します」のハッシュタグが付いた実際の投稿
記事によれば、ある観衆の一人が、吉田が激怒したシーンを収めた動画をコミュニケーションサイトに投稿。それが「サウジアラビア国民の間で怒りの波を引き起こし、彼らに謝罪キャンペーンを開始させた」という。
【動画】サウジファンの行為に激怒し、客席に詰め寄る吉田麻也。謝罪キャンペーンのきっかけとなった投稿
あるアカウントは、「無謀な行動」に謝罪を表明し、「サウジアラビア駐在の日本大使を通じて、サウジアラビアの謝罪を日本チームに伝えてほしい」とツイートしている、と紹介している。
同メディアによれば、吉田へのジェスチャーを非難する「何千ものツイートが目撃された」模様。運動は拡大しているようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【W杯アジア最終予選PHOTO】サウジアラビア1-0日本|ミスから痛恨の失点…!無得点に終わり、突破に向け痛すぎる敗戦!
【動画】サウジファンの行為に激怒し、客席に詰め寄る吉田麻也。謝罪キャンペーンのきっかけとなった投稿
あるアカウントは、「無謀な行動」に謝罪を表明し、「サウジアラビア駐在の日本大使を通じて、サウジアラビアの謝罪を日本チームに伝えてほしい」とツイートしている、と紹介している。
同メディアによれば、吉田へのジェスチャーを非難する「何千ものツイートが目撃された」模様。運動は拡大しているようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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