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来季浦和内定の流経大DF宮本優太が明かす2つの転機――高3夏の厳しい現実と曺貴裁コーチの金言

カテゴリ:大学

安藤隆人

2021年06月29日

「右サイドバックは一気に激戦区となりましたが、だからこそやりがいがある」

安藤氏とのインタビューに応じてくれた宮本。過去のターニングポイントについても語ってくれた。(※画像はスクリーンショット)

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 昨年はコロナ禍でリーグ開幕が遅れたが、イメージトレーニングとチームトレーニングで曹コーチのアドバイスを頭に叩き込み、感覚を養い続けた。結果、2部リーグが開幕すると、躍動感溢れるプレーで右サイドを活性化。7月には1学年上の先輩であるDF伊藤敦樹の浦和内定の際に、自分にもオファーを考えているという話をもらった。

「ついに来たかと思いました。長山(郁夫スカウト)さんが毎試合足を運んでくれたし、熱意を凄く感じた。曹さんからも『今のお前のレベルならレッズでも十分通用する』と言ってもらえて、他にも話がありそうだったのですが、レッズに行くことを決めました」

 昨年10月、早くも浦和内定を発表。そこには不安に襲われながらも、目標を失わず、2つのターニングポイントを経て自己研鑽を続けてきた彼の覚悟があった。
 
「レッズはビッグクラブなので、即戦力の補強があることは分かっていました。現に発表した後に西大伍さんが加入し、今月には酒井宏樹さんの移籍が決まった。右サイドバックは一気に激戦区となりましたが、だからこそやりがいがある。この中で掴み取ってこそ本物だと思っています」

 目標はプロになることではなく、プロの世界で活躍し、さらに上に行くこと。これからまたやってくるターニングポイントでポジティブな判断と覚悟ができるように、自らを強くしてくれる逆境を求めながら、彼はこれからも歩き続ける。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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