「目標のJ1残留に貢献したいが、かなり無謀なんだ。というのも…」
サッカーが本格的に再開してからは、僕が思っていた以上に福岡では何もかもがうまくいった。12連勝という破竹の快進撃を見せたこともあった。12連勝はクラブ新記録なんだ。そしてとうとう、チームはリーグ2位で昇格を決めた。しかも僕はリーグのアシストランキングでトップになったんだ。全てが本当に充実していた。サッカー選手としてこれ以上ないシーズンを送ることができたよ。
日本は人口密度が高い国にもかかわらず、他国に比べばコロナにうまく対応していると思う。この国は以前からソーシャルディスタンスを保ってきたんだよ。挨拶するときには握手よりもむしろお辞儀するのが習慣だし、マスクを着けることにも慣れているんだ。僕も外に出る時は必ずマスクを着用する。もう1年になるから、マスクについてあれこれ考えなくなったね。
日本は人口密度が高い国にもかかわらず、他国に比べばコロナにうまく対応していると思う。この国は以前からソーシャルディスタンスを保ってきたんだよ。挨拶するときには握手よりもむしろお辞儀するのが習慣だし、マスクを着けることにも慣れているんだ。僕も外に出る時は必ずマスクを着用する。もう1年になるから、マスクについてあれこれ考えなくなったね。
僕は福岡を昇格させただけで満足していないよ。チームの目標であるJ1残留に貢献したいんだ。だけど、実を言うとこの目標はかなり無謀なんだよね。というのも、2001年以降の福岡は同じ周期を繰り返しているからなんだ。
どういうことかというと、2部で4年間プレーしてからJ1に昇格して、たった1年で降格するというジンクスがこのクラブにはあるんだよ。全くもって信じられないんだけど、21世紀になってずっと同じサイクルなんだ。言うまでもないことだけど、今年はそのジンクスを破りたい。アビスパ福岡をJ1のクラブとして定着させることで歴史に刻みたいんだ。挑戦が楽しみで仕方がないよ。
(このシリーズ了)
取材・文:エリック・ニーヴァ text by Erik Niva(『Sport bladet』)
翻訳:鈴木肇 translation by Hajime SUZUKI
◆プロフィール
エミル・サロモンソン/89年4月28日生まれ、スウェーデン出身。182センチ・73キロ。エンゲルホルムーハルムスタッズーヨーテボリー広島ー福岡。果敢に上下動を繰り返し、正確なキックでゴールを演出する右サイドアタッカー。スウェーデン代表として8試合・1得点。日本食が大好きな親日家で、自身のSNSでもたびたび日本での生活ぶりを紹介している。
どういうことかというと、2部で4年間プレーしてからJ1に昇格して、たった1年で降格するというジンクスがこのクラブにはあるんだよ。全くもって信じられないんだけど、21世紀になってずっと同じサイクルなんだ。言うまでもないことだけど、今年はそのジンクスを破りたい。アビスパ福岡をJ1のクラブとして定着させることで歴史に刻みたいんだ。挑戦が楽しみで仕方がないよ。
(このシリーズ了)
取材・文:エリック・ニーヴァ text by Erik Niva(『Sport bladet』)
翻訳:鈴木肇 translation by Hajime SUZUKI
◆プロフィール
エミル・サロモンソン/89年4月28日生まれ、スウェーデン出身。182センチ・73キロ。エンゲルホルムーハルムスタッズーヨーテボリー広島ー福岡。果敢に上下動を繰り返し、正確なキックでゴールを演出する右サイドアタッカー。スウェーデン代表として8試合・1得点。日本食が大好きな親日家で、自身のSNSでもたびたび日本での生活ぶりを紹介している。