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【安永聡太郎】もう“和製メッシ”の域を超えている。日本代表も「久保建英+10人」でチームを作るべき

カテゴリ:連載・コラム

木之下潤

2020年08月06日

鎌田との組み合わせは興味がある

代表最年少ゴールへの期待もかかる久保。これからどんな成長曲線を描くのか。(C) Getty Images

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 CFタイプがいてのトップ下なのか、南野と縦関係なのか……。久保が右だったらトップで縦関係は誰と誰の組み合わせなのか、そして右SBは誰を据えるのか。攻撃を右重心に作った場合、左でバランスをとりながらパフォーマンスを発揮できるのは誰なのか。左右両法でアタックを仕掛けられるほど、現在の日本はアジアでも立ち位置が高くはないだろうから。

 正直、具体的な組み合わせを問われると勉強不足でJリーグの試合まで数多くチェックする時間がないから思い浮かばない。多少海外リーグで戦う日本人選手ならわかるけど、たとえば鎌田との組み合わせは興味がある。彼はドリブルでスーッと真ん中を抜けられて、シュート力がある。

 トップでもないし、トップ下でもない鎌田は南野との縦関係を作り、その隣で久保がいたとするとちょっとおもしろいプレーをしそう。代表チームの作り方として選手の持つ個性によって戦術が変わるように構築していったほうが時間も有効活用できる。

 どの国も代表チームは全国民がそれぞれのベストイレブンの正しさを主張しながらワイワイ観戦するものなので、僕は久保を中心に代表チームを楽しみたいと思っている。

 それくらい、久保にはただただ脱帽してる。 

分析●安永聡太郎
取材・文●木之下潤
※取材はシーズン中に行なっています。

【分析者プロフィール】
安永聡太郎(やすながそうたろう)
1976年生まれ。山口県出身。清水商業高校(現静岡市立清水桜が丘高校)で全国高校サッカー選手権大会など6度の日本一を経験し、FIFAワールドユース(現U-20W杯)にも出場。高校卒業後、横浜マリノス(現横浜F・マリノス)に加入し、1年目から主力として活躍して優勝に貢献。スペインのレリダ、清水エスパルス、横浜F・マリノス、スペインのラシン・デ・フェロール、横浜F・マリノス、柏レイソルでプレーする。2016年シーズン途中からJ3のSC相模原の監督に就任。現在はサッカー解説者として様々なメディアで活躍中。
 
 
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