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森保ジャパン再検証<攻撃的MF編>“三銃士”を軸に定位置争いは大混戦!長友絶賛のスピードスターには決定力も

カテゴリ:連載・コラム

元川悦子

2020年05月01日

今後、三銃士のポジションを脅かすのは…

秋以降、欧州で際立つ活躍を見せている久保と伊東。「三銃士」を脅かす存在となりそうだ。(C) Mutsu Kawamori/Mutsu FOTOGRAFIA(久保写真)/Getty Images(伊東写真)

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 国際試合の再開に向け、三銃士のポジションを脅かす存在としては、右は伊東と久保、左は原口と乾、トップ下に香川がいる。そして東京五輪世代にも安部裕葵(バルセロナ)や食野亮太郎(ハーツ)など興味深い存在がひしめいている。

 このうち、A代表のレギュラーに迫りつつあるのが伊東と原口だ。伊東は2シーズン目を迎えたゲンクでCLを経験し、急成長を遂げている。「純也はCLの負荷やインテンシティを経験して違いを生み出せるようになった。メンタル面も大きく変わった」と長友佑都(ガラタサライ)も太鼓判を押している。技巧派の堂安とは異なり、タテに抜けるスピードが抜群で、ここ一番の決定力もある。対戦相手によって伊東と堂安、あるいはマジョルカで不動の存在となってきた久保を使い分けられるようになれば、チームも幅広い戦い方ができそうだ。

 


 左の原口もキルギス戦では中島をベンチに追いやって先発を勝ち取り、ゴールも奪っている。それを機に所属のハノーファーでも出番を増やし、自信を取り戻している。「いつか(レギュラーを)取り戻してやる」と口癖のように語るなど闘争心も凄まじい。守備もできる彼が最終予選になれば、重要な戦力になる可能性は大いにある。ロシア組の意地とプライドを今後の代表活動でしっかりと示すことを強く求めたい。

 森保監督は今後、こうした戦力をどのように組み合わせ、戦い方の幅を広げていくのか。候補者が多い分、難易度の高い作業になるだろう。だが、最終予選では三銃士に依存することなく、相手や状況に応じた適切な陣容で戦えるように、入念な準備をしてほしいものである。

文●元川悦子(フリーライター)

 

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