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【連載・東京2020】大迫敬介/後編「不思議とメンタルがブレない秘策…そして今後のテーマは?」

カテゴリ:日本代表

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2019年10月28日

「世界との差を感じるのは…」

東京五輪は絶対に出たい大会。「必ずゴールマウスに立つ」と意気込む。写真:秋田耕二(スタジオサンエス)

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――サッカーの本場ブラジルで開催されたコパ・アメリカはどんな雰囲気でした?
「サッカーが文化として成り立っている国なので、そこに対する想いは強い。国と国が本気で戦う大会で、バチバチな試合を経験できたのは、すごく大きな財産でしたね。本気の南米と戦う機会なんてそうはないですから」

――本気の南米の選手のシュートは違うものですか?
「そうですね。どんな体勢からでも枠に飛ばしてくる体幹があって、日本では飛んでこないようなところからシュートが飛んできたりしました」

――これまでいろんな国際大会に出てきて、世界との差はどういったところに感じていますか?
「決定力ではないでしょうか。ここぞというところでの勝負強さやしたたかさは、やっぱり日本にはなかなかないものがあるなと」
 
――GKとしての差はどうですか?
「海外のGKはボールを止める技術が高いのはもちろんですけど、球際のところが強い。技術よりもキワの戦いで絶対に負けないという精神的な強さがあるのかなと思います」

――来年の五輪出場に向けて、課題としているところは?
「森保監督のサッカーの特徴はGKを含めたビルドアップ。サンフレッチェでもそこはトライしている部分なので、そこでもっと自分がボールに関わりたいです。後ろから単につなぐだけではなく、攻撃のひとつの起点になれるようなフィードも身に付けるのが、ひとつのテーマです」

――最後に東京五輪への意気込みをお願いします。
「ずっと目標にしてやっているので、絶対に出たい大会ですし、そこが自分のサッカー人生の分岐点になる可能性もある。必ず僕がゴールマウスに立って、日本中の人と喜びたいです」


PROFILE
大迫敬介/おおさこ・けいすけ/1999年7月28日生まれ、鹿児島出身。186㌢・86㌔。江内SSS―フェリシドFC―広島ユース―広島。プロ2年目の昨季までは公式戦で出番を得られなかったが、自分と向き合い、コツコツとトレーニングを積んできた。今年は5月にA代表に選出され、6月に開催されたコパ・アメリカではチリ戦で代表デビューを飾った。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
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