「五輪に絡めるチャンスがあるという意味では、そこも多少は意識している」
その食野が、海外移籍にあたり大きな刺激を受けた人物がいる。小学生の頃から知る堂安律(現PSV)だ。ふたりは、21歳で同い年。実は、誕生日も2日しか変わらない。
食野はガンバ大阪のアカデミー時代に、スペインでバルセロナと対戦した。欧州での海外試合はそれしか経験がないが、堂安がオランダのフローニンヘンに移籍してフル代表に呼ばれるようになると、食野の視線は自然と海外に向けられるようになった。
「最近周りの選手が、海外に出て行ってますし、特に(堂安)律からはすごく刺激を受けています。『自分も行きたい』という気持ちがすごく芽生えた。やっぱり、海外に対して強い思いを持ったのは、律が代表に行ってからですね。
小学校の頃からずっと一緒にやって来た選手なので、刺激しかなかったですね。特に焦りはなかったですが、いい刺激をもらえた。自分にもそういうチャンス(=マンチェスター・Cからオファー)があったので、逃すわけにはいかなかった」
食野はガンバ大阪のアカデミー時代に、スペインでバルセロナと対戦した。欧州での海外試合はそれしか経験がないが、堂安がオランダのフローニンヘンに移籍してフル代表に呼ばれるようになると、食野の視線は自然と海外に向けられるようになった。
「最近周りの選手が、海外に出て行ってますし、特に(堂安)律からはすごく刺激を受けています。『自分も行きたい』という気持ちがすごく芽生えた。やっぱり、海外に対して強い思いを持ったのは、律が代表に行ってからですね。
小学校の頃からずっと一緒にやって来た選手なので、刺激しかなかったですね。特に焦りはなかったですが、いい刺激をもらえた。自分にもそういうチャンス(=マンチェスター・Cからオファー)があったので、逃すわけにはいかなかった」
このふたりの共通点は、東京五輪世代であること。ただ、食野はユース年代も含めて日本代表に招集されたことがない。本人は「そこに入りたいから海外移籍したわけではない」と強調しながらも、「五輪に絡めるチャンスがあるという意味では、そこも多少は意識している」と胸の内を明かす。
もちろん、本人は「まずハーツで結果を残すことが大事」と語気を強める。そして、「マンチェスター・Cに移籍したので、プレミアリーグでプレーすることが一番の目標です。シティで輝けるように」と力を込めた。
ここから、いかに飛躍していくか――。様々な思いや夢を胸に、食野はスコットランドで第一歩を踏み出した。
取材・文●田嶋コウスケ
もちろん、本人は「まずハーツで結果を残すことが大事」と語気を強める。そして、「マンチェスター・Cに移籍したので、プレミアリーグでプレーすることが一番の目標です。シティで輝けるように」と力を込めた。
ここから、いかに飛躍していくか――。様々な思いや夢を胸に、食野はスコットランドで第一歩を踏み出した。
取材・文●田嶋コウスケ