森島と野津田が担当するセットプレーに光明
ボール保持能力も高い鹿島は、湘南の真っ直ぐ熱いサッカーとは性質が違う。もっとしたたかであり、もっと駆け引きが上手い。ボールを持って揺さぶられ、裏をとられてしまうと一気にチームはネガティブになる。FWから最終ラインまでの連動、「靴1足分の寄せ」が果たして続けられるかどうか。アウェーだから引き分けでいいというサッカーでは、鹿島の破壊力を跳ね返すのは難しい。
ただ、ポジティブなのは、セットプレーで改善が見られつつあることだ。16日でのセットプレーのトレーニングでは森島司と野津田岳人がそれぞれ直接FKをゲット。特に野津田は、4本連続でゴールネットを揺さぶる好調さ。またプレースキックからドウグラス・ヴィエイラや佐々木翔がゴールを決めている。厳しい戦いにはなるが、そういう時に頼りにしたいのがセットプレー。止まったボールからアウェーゴールが決まれば、第2戦に向けても大きな好材料になる。
ただ、ポジティブなのは、セットプレーで改善が見られつつあることだ。16日でのセットプレーのトレーニングでは森島司と野津田岳人がそれぞれ直接FKをゲット。特に野津田は、4本連続でゴールネットを揺さぶる好調さ。またプレースキックからドウグラス・ヴィエイラや佐々木翔がゴールを決めている。厳しい戦いにはなるが、そういう時に頼りにしたいのがセットプレー。止まったボールからアウェーゴールが決まれば、第2戦に向けても大きな好材料になる。
エミル・サロモンソンが負傷、ハイネルは登録できていないと、ここにきてサイドの選手層が厳しくなってきたが、湘南戦では清水航平がハイネル負傷を受けて後半頭から出場し、攻守に渡ってベテランの味を見せ付けた。また、U-20ワールドカップから戻ってきた東俊希もシャドーだけでなく左ワイドでもプレーできる。「もちろん、勝利にこだわりたい。ゴールはしっかりと狙いたい」と城福浩監督は初戦から勝点3をもぎ取ることに貪欲だ。ちなみにグループステージでのアウェー戦は2勝1敗、4得点・2失点。森島はACLでここ3試合連続アシストを継続中であり、アウェーでの4得点すべてに絡んでいる。
文●中野和也(紫熊倶楽部)