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鹿野淳が“金J”を突撃取材!川崎フロンターレと音楽フェスの相関関係、そしてSHISHAMOとの「理想的な蜜月」とは?

カテゴリ:Jリーグ

白鳥大知(ワールドサッカーダイジェスト)

2019年04月25日

SHISHAMOは「フロンターレ体験」が元で紅白まで。

SHISHAMOは地元のフロンターレと多くのコラボレーションを実現し、等々力をライブで借りられるまでに。写真:サッカーダイジェスト写真部

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――いまやフロンターレの象徴的なアーティストとなったSHISHAMOとは、デビュー前から長いお付き合いをされていますよね? 『MUSICA』の最新号でもSHISHAMOが表紙巻頭で登場しています。
 
「地元出身(川崎総合科学高校卒業)のSHISHAMOは、まさに川崎が生んだスターバンドで、フロンターレとのコラボレーションってお互いにとって最高だよね。実は彼女たちって、川崎のとんかつ屋さんがデビューのキッカケだったんだよね。そこはスポーツ業界から音楽業界まで色々な人が通う有名店で、店主がそっと音楽関係者に渡したSHISHAMOのデモテープが、その音楽関係者に気に入られたという流れでさ。彼女たちはいまだに川崎に住んでいるし、すごく郷土愛が強いよ」
 
――とはいえSHISHAMOは、いわゆるロック女子であり、元々はサッカー好きだったわけじゃないんですよね? ドラムの吉川美冴貴さんは、子供の頃にサッカーをやっていたと聞いたことがありますが。
 
「彼女は相当上手いっすよ(笑)、全然走れるし。でも、そもそも女性アーティストだし、音楽性的にもいわゆるスポ根とは無縁なんだよね。ただある日、川崎市民の象徴であるフロンターレは観ておくべきだと思って、等々力のゴール裏に行ってみたんだって。そしたら、本当に感動したらしくて。感動を生むって意味でサッカーと音楽ってけっこう一緒に語られるけど、例えば音楽のライブって勝ち負けがないじゃない? だからサッカー好きじゃないアーティストは、サッカーファンがあそこまで試合に一喜一憂する意味が意外と分かってなかったりするんだよね」
 
――なるほど、その意味ではアーティストのライブとサッカーの試合はまったく別物ですね。
 
「でもね、SHISHAMOの3人はゴールを決めたり勝ったりしたら大喜びして、失点したり負けたりしたら泣いたり落ち込んだりするフロンターレのサポーターに、すごく感銘を受けたらしいんだよね。その体験を元に生まれたのが、『明日も』っていう名曲だった。ああいう人生の応援歌は、サッカースタジアムに来なきゃ生まれなかったと思う。それが今や彼女たちの代表ソングになり、紅白歌合戦でも歌うって、すごいストーリーだよね。誤解を恐れずに言えば、“フロンターレ体験”がなかったらSHISHAMOはこんなに早く紅白まで辿り着けなかったはずだよね」
 
――今日の試合でも、試合終了間際にサポーターが『明日も』を歌っていましたよね。
 
「しかも後半終了間際の一番選手がしんどい時間に5分以上ずっと、あの曲のサビを叫び歌い続けていて。あれは感動したなホントに。彼女たちを長く見てきた人間からすれば、ホントに感無量でした。サッカー×音楽×地元愛の理想的なマジックトライアングルじゃないかな」
 
――サッカー×音楽×地元愛という意味では、海外だとマンチェスター・シティと“Oasis”のギャラガー兄弟などが思い浮かびますが、日本だと前例が見当たらないレベルですね。
 
「Oasisはシティ・オブ・マンチェスター(現エティハド・スタジアム)でライブをしたことがあるし、海外だとサッカースタジアムでの音楽ライブは多いよね。でも日本だと、芝生や行政などの問題で、なかなか難しいのが現実でさ。ただ、SHISHAMOは去年の7月に等々力でのライブ許可が下りてるんだよね。残念ながら天候不良で中止になったけど、許可が下りたのは行政だけではなく、フロンターレの協力が大きかったらしい。それはやっぱり、彼女たちが等々力に通ったりしている中で、フロンターレに認められたからなんだよね。他のアーティストだったらなかなか借りれなかったんじゃないかな、実際に前例がなかったことなわけだし」
 
――5月17日の名古屋グランパス戦では、等々力でハーフタイムショーに出演されるそうです。
 
「そうみたいだね。去年のライブ中止もあって、彼女たちも期するものがあると思う。是非観たいね」
 
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