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【橋本英郎】アジアカップ制覇への肝は「ボランチ」。絶対軸・柴崎とコンビを組むべき適任者は…

カテゴリ:日本代表

橋本英郎

2018年12月14日

「化けたな」と思わせる選手がひとりでも多く

遠藤はベルギーで充実の日々を送る。ゴールへの意識を高めつつ、シント=トロイデンの中軸を張る。(C)STVV

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 柴崎選手のパートナーに望みたいのは、ともに攻守のバランスを取るだけでなく、果敢にスペースに飛び出していく積極性です。

 最近では「ボランチが追い越して!」というシーンが減ってきています。遠藤選手は今季のベルギー・リーグで2得点を挙げているように、前への意識が高まっているように感じています。サイドにボールが出たとき、ボールを受けてまた下げてというパスワークではなく、みずから飛び込んでゴールまで決めるようになれば、代表にとっても大きな武器になると思います。大迫選手と並んで、頭で決め切る強みが遠藤選手にはあるので、ぜひとも実現させてほしい。そして、次のステップ、ステージに進んでほしいという願望ですね。

 
 いずれにせよ、三銃士のマークは厳しくなるでしょう。ボランチのふたりが創意工夫しながらマークを剥がしていく、そんなシーンを、今回のアジアカップでは多く見てみたいです。

 もちろんチームの目標は優勝だと思いますが、もっと大きな目的はひとつの試合ごとに「成長」が感じられるかどうか。アジアカップが終わった後に、ロシア・ワールドカップのときのように「化けたな」と思わせる選手がひとりでも多く出てくることを願っています。

<了>

橋本英郎

PROFILE
はしもと・ひでお/1979年5月21日生まれ、大阪府大阪市出身。ガンバ大阪の下部組織で才能を育まれ、1998年にトップ昇格。練習生からプロ契約を勝ち取り、やがて不動のボランチとして君臨、J1初制覇やアジア制覇など西野朗体制下の黄金期を支えた。府内屈指の進学校・天王寺高校から大阪市立大学に一般入試で合格し、卒業した秀才。G大阪を2011年に退団したのちは、ヴィッセル神戸、セレッソ大阪、長野パルセイロでプレーし、昨季から東京ヴェルディに籍を置く。日本代表はイビチャ・オシム政権下で重宝され、国際Aマッチ・15試合に出場した。現在はJリーガーとして奮闘する傍ら、サッカースクールの主宰やヨガチャリティー開催など幅広く活動中。Jリーグ通算/438試合・21得点(うちJ1は339試合・19得点/2018年12月14日現在)。173センチ・68キロ。血液型O型。
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