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【CL ローマ×リバプール|採点&寸評】試合に勝って勝負に敗れたローマ…MOMは正確なプレーが光った左SBに

カテゴリ:ワールド

内藤秀明・井川洋一

2018年05月03日

リバプール――試合をどう終わらせるかが不明瞭で。

2試合で13ゴールが生まれる激しい撃ち合いを制し、ファイナル進出の切符を勝ち取ったのはリバプールだった。(C)Getty Images

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[FW]
7 モハメド・サラー 5.5

ボールを保持している状況では4-3-3の右サイドに入り、守備の場面ではフィルミーノとともに2トップの一角として前線に残るという戦術的な背景があったにせよ、戻るべき場面で戻らなかったのは大きなマイナスポイント。加えて、ゴールという結果も残すことができなかった。

9 ロベルト・フィルミーノ 6(87分OUT)
中盤と前線のリンクマンとして、この試合も機能。ただし、決定的なプレーは少なかった。ナインゴランのパスミスをかっさらって奪った1点目は、相手からのプレゼントと言えなくもないイージーなシチュエーションだったものの、きっちりアシストを記録している。

19 サディオ・マネ 6.5(82分OUT)
ナインゴランのパスミスがあったとはいえ、フィルミーノを起点とした鋭いカウンターを見事先制点に結び付けた。この9分のゴールが、逆転突破に意気込むローマの出鼻をくじいたのは間違いない。また、3トップの中ではもっとも守備面の貢献度も高かった。
 
[交代出場]
DF 
17 ラグナル・クラバン -(83分IN)

守備固めとして投入されたものの、PKを献上してしまうなど、守り切るというミッションを達成できなかった。

29 ドミニク・ソランキ -(87分IN)
フィルミーノに代わって前線で起用されたが、出場時間が短く、いいプレーも目立ったミスもとくになし。

2 ナサニエル・クライン -(90+2分IN)
アディショナルタイムに守備固め要員として右SBの位置に投入された。

[監督]
ユルゲン・クロップ 5

決勝進出を決めたのは素晴らしい。ただし、この試合で奪った2ゴールはいずれも相手のミスによるもので、チームとして戦術、戦略がハマったという感触はほとんどなかった。また、2-1でリードして突破が濃厚になった後、どう試合を終わらせるのかが不明瞭になり、ハーフタイムでも修正できず、その結果、試合の主導権を完全に相手に譲り渡してしまった。83分に打った「クラバンを投入して5バックに変更する」という一手も、チームの重心をより後ろにしてしまい、ナインゴランにフリーでミドルシュートを決められる遠因となった。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

文●内藤秀明
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