クロップ、改善点を訴えつつも、決勝へ自信!

自身の監督キャリアで2度目となるCL決勝へ駒を進めたクロップ。ドルトムントを率いた12-13シーズンはバイエルンに苦杯を飲まされたが、今回、マドリー相手に雪辱を果たせるだろうか。 (C) Getty Images
イングランド・サッカー界の名門リバプールが、久々の欧州の頂点へあと一歩のところまで駒を進めた。
現地時間5月2日、チャンピオンズ・リーグ準決勝の第2レグがスタディオ・オリンピコで行なわれ、リバプールはローマに2-4で敗れたものの、合計スコア7-6で決勝進出を果たした。
第2レグの前には、ローマが準々決勝のバルセロナ戦で3点差をひっくり返すドラマを演じていたことから、巷では“奇跡の再現”が騒がれていた。
しかし、第1レグを5-2と勝利していたリバプールは、9分にサディオ・マネが先制点を挙げ、貴重なアウェーゴールを突き刺したことで、ロマニスタが思い描いていた“幻想”を打ち破る。
その後、15分にジェームズ・ミルナーがオウンゴールを献上したものの、25分にジョルジニオ・ヴァイナルダムのゴールで勝ち越しに成功。52分にエディン・ゼコ、86分と後半アディショナルタイム2分にラジャ・ナインゴランにゴールを許したものの、合計スコアで逆転を許すことはなかった。
自慢の攻撃陣によるゴールラッシュが、突破に繋がったリバプール。指揮官のユルゲン・クロップが言う“ロックンロールなサッカー”で、前身のチャンピオンズ・カップ時代を含め、クラブ史上8度目の決勝へ駒を進めた。
現地時間5月2日、チャンピオンズ・リーグ準決勝の第2レグがスタディオ・オリンピコで行なわれ、リバプールはローマに2-4で敗れたものの、合計スコア7-6で決勝進出を果たした。
第2レグの前には、ローマが準々決勝のバルセロナ戦で3点差をひっくり返すドラマを演じていたことから、巷では“奇跡の再現”が騒がれていた。
しかし、第1レグを5-2と勝利していたリバプールは、9分にサディオ・マネが先制点を挙げ、貴重なアウェーゴールを突き刺したことで、ロマニスタが思い描いていた“幻想”を打ち破る。
その後、15分にジェームズ・ミルナーがオウンゴールを献上したものの、25分にジョルジニオ・ヴァイナルダムのゴールで勝ち越しに成功。52分にエディン・ゼコ、86分と後半アディショナルタイム2分にラジャ・ナインゴランにゴールを許したものの、合計スコアで逆転を許すことはなかった。
自慢の攻撃陣によるゴールラッシュが、突破に繋がったリバプール。指揮官のユルゲン・クロップが言う“ロックンロールなサッカー”で、前身のチャンピオンズ・カップ時代を含め、クラブ史上8度目の決勝へ駒を進めた。
試合後、熱血漢クロップは、「我々のやってのけたことは、100%の価値がある」と興奮気味にコメントを残している。
「立ち上がりは野性味に溢れていたね(笑)。後半の守備には多くの改善点があるとも思っているよ。ただ、大半の選手がCL準決勝という大舞台が初めてだったから、普通の神経を保つことが重要だった。
我々がやってのけたことには、100%の価値がある。確かに今晩は敗れたかもしれない。しかし、マドリーだって昨日は少しの運を必要として、さらにユベントスにも最後の最後まで追い込まれた。我々には、決勝までに2週間も時間がある。きちんとした準備をして、最善を尽くすさ。
ただ、今日の選手たちのプレー、個性、メンタリティー、そしてフットボール。全てが狂っていた! 本当に最高だった!」
自身にとっては、ドルトムントを率いた2012-13シーズンにウェンブリーでの決勝に進出して以来の大舞台に上がるクロップ。当時は宿敵バイエルンに苦い思いをさせられただけに、「今度こそ」と期する想いを持っているはずだ。
はたして、熱血漢クロップとともに突き進み、ついにビッグイヤーに手の届くところまできたリバプールは、大会連覇中の覇者マドリーに臆することなく戦えるのか。ウクライナのキエフで行なわれる決勝が待ち遠しい。