リバプール――第1レグのリードがなければ…。

【警告】ローマ=フロレンツィ(76分)、マノラス(84分) リバプール=ロブレン(44分)、ロバートソン(84分)、ソランキ(90分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】コラロフ(ローマ)
[チャンピオンズ・リーグ 準決勝第2レグ]ローマ 4-2 リバプール/5月2日/オリンピコ
【リバプール 採点・寸評】
チーム 5
第1レグで手にした3点のアドバンテージのおかげで、決勝トーナメントに進出できたに過ぎない。9分にナインゴランのパスミスからマネが先制し、15分にオウンゴールで同点に追いつかれた後も、ヴァイナルダムのゴールでふたたびリードを奪ったにもかかわらず、最終的には2-4で大敗。早すぎる先制点でゲームコントロールが難しくなってしまった側面はあるものの、前から積極的に守るのか、引き気味に守るのかが最後まではっきりせず、逆転を許す結果となった。
[GK]
1 ロリス・カリウス 5.5
最初の失点はノーチャンスだったが、2点目はパンチングを落とした場所がまずかった。ゴールラインに逃げるべきところを、ボックス内にはじいてしまったのだ。ナインゴランに決められた3点目は、ボールが枠を外れたと思い込んだのか、目で追うだけで飛び込みすらしなかった。もっとも、このベルギー代表MFのシュートはあまりにスーパーだったため、反応したところで触れなかった可能性もあるが、目測を誤ったのは確か。能力の低さを再確認する試合となってしまった。
[DF]
4 フィルジル・ファン・ダイク 6
4失点を喫したが、目立ったミスはなかった。普段と変わらず最終ラインを統率し、味方のミスを可能な限りカバーしつづけた。
6 デヤン・ロブレン 5.5
ゴール正面で、しかも相手のプレスを受けた状況でのクリアだったため、サイドに逃げるのがセオリーだが、無理に前方にボールを蹴り出したことで、ミルナーに当たりオウンゴールを誘発。対人戦の強さなどストロングポイントは少なくないが、今回のように、ゴール前での判断ミスが多いのが玉に瑕。
26 アンドリュー・ロバートソン 6.5
ダイアゴナルのランニングで裏への抜け出しを狙うローマのアタッカーにしっかり対応。相手を自由にさせなかった。また25分には、単独で対面のフロレンツィを突破し、マネにクロスを送るなど攻撃面でも違いをつくった。
66 トレント・アレクサンダー=アーノルド 5(90+2分OUT)
滞空時間の長いクロスをヘッドで弾けず先制点を許すと、2失点目のシーンでは判断を誤り、サイドでエル・シャーラウィに入れ替わられてしまった。また、63分にも手でブロックする疑惑のプレーをしてしまうなど、第1レグに引き続き、守備面での脆さを露呈。
【リバプール 採点・寸評】
チーム 5
第1レグで手にした3点のアドバンテージのおかげで、決勝トーナメントに進出できたに過ぎない。9分にナインゴランのパスミスからマネが先制し、15分にオウンゴールで同点に追いつかれた後も、ヴァイナルダムのゴールでふたたびリードを奪ったにもかかわらず、最終的には2-4で大敗。早すぎる先制点でゲームコントロールが難しくなってしまった側面はあるものの、前から積極的に守るのか、引き気味に守るのかが最後まではっきりせず、逆転を許す結果となった。
[GK]
1 ロリス・カリウス 5.5
最初の失点はノーチャンスだったが、2点目はパンチングを落とした場所がまずかった。ゴールラインに逃げるべきところを、ボックス内にはじいてしまったのだ。ナインゴランに決められた3点目は、ボールが枠を外れたと思い込んだのか、目で追うだけで飛び込みすらしなかった。もっとも、このベルギー代表MFのシュートはあまりにスーパーだったため、反応したところで触れなかった可能性もあるが、目測を誤ったのは確か。能力の低さを再確認する試合となってしまった。
[DF]
4 フィルジル・ファン・ダイク 6
4失点を喫したが、目立ったミスはなかった。普段と変わらず最終ラインを統率し、味方のミスを可能な限りカバーしつづけた。
6 デヤン・ロブレン 5.5
ゴール正面で、しかも相手のプレスを受けた状況でのクリアだったため、サイドに逃げるのがセオリーだが、無理に前方にボールを蹴り出したことで、ミルナーに当たりオウンゴールを誘発。対人戦の強さなどストロングポイントは少なくないが、今回のように、ゴール前での判断ミスが多いのが玉に瑕。
26 アンドリュー・ロバートソン 6.5
ダイアゴナルのランニングで裏への抜け出しを狙うローマのアタッカーにしっかり対応。相手を自由にさせなかった。また25分には、単独で対面のフロレンツィを突破し、マネにクロスを送るなど攻撃面でも違いをつくった。
66 トレント・アレクサンダー=アーノルド 5(90+2分OUT)
滞空時間の長いクロスをヘッドで弾けず先制点を許すと、2失点目のシーンでは判断を誤り、サイドでエル・シャーラウィに入れ替わられてしまった。また、63分にも手でブロックする疑惑のプレーをしてしまうなど、第1レグに引き続き、守備面での脆さを露呈。
[MF]
5 ジョルジニオ・ヴァイナルダム 6.5
サラーが守備に戻らないことで生まれる右サイドの広大なスペースを、豊富な運動量でカバーしつづけた。26分に決めた相手のクリアミスをヘッドで押し込んだゴールは、地味なプレーをサボらずに続けたオランダ代表MFへの、サッカーの神様からのご褒美だったのかもしれない。
7 ジェームズ・ミルナー 6
1試合を通してハードワークを続け、攻守ともに貢献していた。ただし、3点目を奪われた場面では最終ラインに吸収されてしまい、中盤のフィルターになれず。ナインゴランにフリーでシュートを撃たせてしまった。
14 ジョーダン・ヘンダーソン 6
中盤の要として、主に守備面で貢献。ただし、2試合のトータルスコアで大きくリードし、決勝進出が濃厚となる中で、キャプテンとしてチームの戦い方を統一させることはできなかった。あわや延長戦という展開にまでもつれてしまった原因は彼にもある。
5 ジョルジニオ・ヴァイナルダム 6.5
サラーが守備に戻らないことで生まれる右サイドの広大なスペースを、豊富な運動量でカバーしつづけた。26分に決めた相手のクリアミスをヘッドで押し込んだゴールは、地味なプレーをサボらずに続けたオランダ代表MFへの、サッカーの神様からのご褒美だったのかもしれない。
7 ジェームズ・ミルナー 6
1試合を通してハードワークを続け、攻守ともに貢献していた。ただし、3点目を奪われた場面では最終ラインに吸収されてしまい、中盤のフィルターになれず。ナインゴランにフリーでシュートを撃たせてしまった。
14 ジョーダン・ヘンダーソン 6
中盤の要として、主に守備面で貢献。ただし、2試合のトータルスコアで大きくリードし、決勝進出が濃厚となる中で、キャプテンとしてチームの戦い方を統一させることはできなかった。あわや延長戦という展開にまでもつれてしまった原因は彼にもある。