不確定要素が多い状況だけに、上げ潮の武藤、柴崎らを活用すべき――加部 究(スポーツライター)
大迫の復帰にメドが立たず、予選で最高級の貢献をしてきた原口の状態も未知数。不確定要素が多いだけに、今上げ潮の選手を極力活用したい。
もし大迫が使えれば、スプリント能力、継続的な上下動ともに優れた武藤嘉を右で起用するのも得策。また香川の状態次第では、スペインで評価を高める柴崎の抜擢も面白い。長谷部、山口をボランチに配して柴崎をトップ下で起用するのも良いが、長谷部の状態が万全でなければ、山口をアンカーにして4-3-3という手もある。
今回最も読み難いのがハリルホジッチ監督の判断だ。オーストラリアとの真っ向勝負を避ける可能性もあるが、ポゼッションに拘る相手のスタイルを考えても、守備に傾き消極的になると致命傷になりかねない。効果的な攻撃を構成するためにも、復調していればボランチには長谷部を配したい。
文:加部 究(スポーツライター)
かべ・きわむ/58年生まれ、群馬県出身。86年のW杯メキシコ大会を機にフリーとなり、様々な媒体で健筆を振るう。著書多数。「サッカー通訳戦記」を新たなに上梓した。
もし大迫が使えれば、スプリント能力、継続的な上下動ともに優れた武藤嘉を右で起用するのも得策。また香川の状態次第では、スペインで評価を高める柴崎の抜擢も面白い。長谷部、山口をボランチに配して柴崎をトップ下で起用するのも良いが、長谷部の状態が万全でなければ、山口をアンカーにして4-3-3という手もある。
今回最も読み難いのがハリルホジッチ監督の判断だ。オーストラリアとの真っ向勝負を避ける可能性もあるが、ポゼッションに拘る相手のスタイルを考えても、守備に傾き消極的になると致命傷になりかねない。効果的な攻撃を構成するためにも、復調していればボランチには長谷部を配したい。
文:加部 究(スポーツライター)
かべ・きわむ/58年生まれ、群馬県出身。86年のW杯メキシコ大会を機にフリーとなり、様々な媒体で健筆を振るう。著書多数。「サッカー通訳戦記」を新たなに上梓した。